2020/01/26

今週の主な材料 (1月27~31日)

今週の主な材料 (1月27~31日)

本当に材料には事欠かない動きとなっている。先週の今頃はダボス会議と中国春節前の動きを注目したが、終わってみれば中国発の新型肺炎の感染拡大が、株・債券・資源・為替と各相場を蹂躙し、今週も数多い重要な材料の中で、主役の座となることは間違いない。

他方の主役の座はもちろん29日のFOMCで、政策金利1.5~1.75%の据え置きは固いと思われている。CME Fedwatch Toolでは、金利据え置く可能性予測は86.7%と高水準を維持し大きな変化は見られず。注目は声明とパウエルFRB議長の記者会見に。

一方、30日のBOE金融政策委員会で0.75%の据え置き予想が多数だったが、直近のCME Bank of England WatchToolでは、利下げ可能性予測が45%(1月17日時点)→72%(1月24日)へ低下しており、翌1月31日に英国はEU離脱の期限を迎え、サプライズの可能性の否定できず。

ちなにみ、資産買い入れ枠4350億ポンドも据え置きが予想されており、注目は同時に発表されるインフレ報告と、議事要旨。それと、カーニーBOE総裁の会見も目が離せない。

注目の春節の長期休暇は今週30日で終了し31日から復帰し、31日に英国のEU離脱期限し、年内の移行期間が始まり英国とEUが自由貿易協定(FTA)を締結できるかが今後のカギとなるも間違いなさそう。

今週は第4四半期GDPの速報値の発表も多数控えている。
1/30(木)米GDPは前年比予想2.1%と前回と変わらないが、コア前期予想は1.6%と前回2.1%から低下が見込まれている。
1/31(金)仏GDP、イタリアGDP、ユーロ圏、カナダGDPが発表され、結果により相場の変動要因となることは間違いない。

それ以外でも、1/27(月)独IFO業況指数、1/29(水)豪第4四半期CPI、1/30(木)NZ貿易収支、ユーロ圏景況感指数、独CPI、1/31(金)中国総合・製造業・サービス業PMI、

米国発では、1/28(火)米CB消費者信頼感指数、1/30(木)(金)ミシガン大学消費者信頼感指数 1/31(金)米個人所得・個人支出を注目している。

詳細は別表をご覧ください。

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