2020/01/16

2020年1月16日(木)15:50時現在の動き

2020年1月16日(木)15:50時現在の動き

ようやく念願の米中通商協議「第1段階」の合意署名が実現。前向きではあるが市場は織り込み済みなのか、全面的な解決に至らないことを意識しているのか、第2弾の話し合いが始まったとの報道の中でも市場の反応は限定的。

原油価格(WTI)は58.20台と小幅高、金価格は上昇幅を縮め小幅安。日経平均株価の動きは鈍く小幅な変化にとどまり、上海総合は米中通商協議「第1弾」合意にも弱さが目立っている。米債利回りは小幅高で推移。

肝心の為替相場は、今のところ経済指標の発表もない。アジア市場の同意は薄く、大方はこれからの欧米市場の経済指標と、株価と債券利回りの反応を注目。それと、トルコと南アの金融政策も気になる。

主要通貨で最も変動したのがNZDUSDの+0.19%と話にならず、USDJPY+0.05%、EURUSD=0.0%、GBPUSD=0.0%、AUDUSD=0.04%と話にならず。USDCNYも動かず。

USDJPYは、前日のレンジのインサイドとなる109.85~99の極狭いレンジに終始。債券利回りの低下と上昇力の鈍さを見ればJPY高を期待したくなるが、確信を持てず。

EURUSDは、1.1145~58のレンジでなにも言うことはないが、弱い経済指標にもかかわらず底値を切り上げ強いイメージしか持てず。

GBPUSDは、1.3015~57のレンジと他の主要国通貨にくらべ若干ながら勢いはあるが、EURGBPの買いとBOEの緩和期待がどうも引っかかってならない。

USDCADは、原油価格の低下に気勢を削がれているが、来週にはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)成立することもあり、CAD高を期待したい。

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9:01    GBP 12月 RICS住宅価格指数=-2(予想-10 前回-12→-11)

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〇グローバルアグリトレンズのアナリスト
①米中貿易合意が将来、豪州、NZ、南米の牛肉輸出業者に与える影響は計り知れない

〇ロイター調査
①中国第4四半期GDPは6.0%に増加を予想。

〇劉鶴副首相
①2019年の伸び率が6%を超えるとの見通し

〇ペンス米副大統領
①すでに第二弾合意に向けた議論が開始された

〇米中第1段階合意の声明(中国財政省)
①今後2年で少なくとも2000憶ドルの米国のモノとサービスの追加購入で合意
②320億ドルの米農産物追加購入で合意、524億ドルの米エネルギー製品追加購入で合意、777億ドルの米製品の追加購入で合意、379億ドルの米サービス追加購入で合意