2020/01/27

2020年1月27日(月)17:00時ごろの動き

2020年1月27日(月)17:00時ごろの動き   

新型肺炎の感染拡大のリスクに揺れる金融市場。

週が変わっても事態の終焉は期待薄で、週明け月曜日の金融市場は、株安・債券は買われ利回り低下・資源価格下落し、為替相場はUSD高+JPY傾向が続く。

原油価格(WTI)は、前週終値54.19→一時50.08まで下落。日経平均株価は2%近く下落、上海総合も3%弱の下落と株価の下落が目立ち、米10年債利回りは前週末1.6839%→一時1.6235%まで下落。

為替相場は、リスク回避にUSD高+JPY高へと動き、主要国通貨に対して上昇し、EURは以外にも健闘中。

新型ウイルスの致死率は低いが感染力は強く、中国政府は国内外の移動を制限し春節の休みを2月2日まで延長する異例の措置を実施するなど非常事態の措置を実施する中で、感染の拡大は止まらず。

英国のEU離脱期限を月末に控え移行期間入りとなるが、ジョンソン英首相に対する信認拡大や、強い英経済指標が続き、BOEの緩和観測は後退する反面、利下げ予想を完全に払拭できず、どちらに転んでもGBP相場が変動する素地は残る。

米株を含め世界的な株高傾向を再確認し、USDJPYは110円台の大台に乗せ底堅く推移し円先安を意識した矢先の出来事。新型肺炎の感染拡大に伴う世界的な貿易縮小と景気拡大を阻害する材料に市場は困惑しJPY高への方向転換が続いている。

問題は、新型肺炎の悪影響が短期間で収束するのか? それともより深刻になるのか? 今後のJPY相場を予想するには避けて通れず。

短期的に収束すると考えれば、USDJPY108円台が絶好買場となり、長期間影響すると考えれば、109円台はUSD売りの好機となる。遅かれ早かれ事態は収拾に向かうと考えれば、押し目買いなのだが? 108.50~60をボトムとして維持できるか? それが鍵にも思える。

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ムユーシン米財務長官
①    米英貿易協定は両国にとって重要であり、年内にまとめることに注力。

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