2019/04/10

2019年4月10日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年4月10日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

月並みながら、ECB理事会(+ドラギ総裁記者会見)、米CPI、FOMC議事録、そして、EU臨時首脳会議を見守る動きに、為替市場の動きは緩慢。

日経平均株価は弱含みで推移し-115.02(-0.53%)、上海総合は下げ幅を縮め前日比で小幅な変化にとどまり、原油価格は上昇へ。

USDJPYは、111.06~111.23の狭いレンジで終始。EURUSDは1.1255~67の狭いレンジで、EU臨時首脳会議の重要なイベントを前にしてGBPUSDも1.3042~75で動けず。

AUDUSDは、ウェストパック消費者信頼感指数が1.9%(前回-4.8%)から回復するも、発表後から下落しデベル豪中銀副総裁は「理論的に必要であれば利下げは可能」や「中国経済は中国政府が予想する以上に鈍化しているとの見方を示し、中国の刺激策の効果が表れるまで時間がかかる可能性がある」との発言が意識されたのか不明ながらともあれ0.7109まで一時下落。

ただ、経済成長が鈍化する一方で労働市場が好調という現状について、政策金利の方向性を決定する上で注視していくとあった。「重要な問題は、世界の成長の勢いに関する最良のシグナルはどちらなのかという点で、GDPそれとも労働市場なのか、こうした指標の差はどう解消できるのか」とも発言。市場参加者は利下げ後退と連想したのか? この発言を受け豪債利回りはやや上昇し、AUDUSDの買いへと変化し0.7140台へ上昇。

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AUD 4月 ウェストパック消費者信頼感指数=1.9%(予想 前回-4.8%)100.7(予想 前回98.8)

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デベル豪中銀副総裁は、経済成長が鈍化する一方で労働市場が好調という現状について、政策金利の方向性を決定する上で注視していく。「重要な問題は、世界の成長の勢いに関する最良のシグナルはどちらなのかという点だ。GDPなのか、それとも労働市場なのか。こうした指標の差はどう解消できるのか」

デベル豪中銀副総裁は、理論的には、必要であれば利下げは可能。中国経済は中国政府が予想する以上に鈍化しているとの見方を示し、中国の刺激策の効果が表れるまで時間がかかる可能性がある

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