2019/04/06

今週の主な材料(4月8~12日)

今週の主な材料(4月8~12日)

米中通商協議は、北京からワシントンに舞台を移し合意が期待されたが、結論は出ず電話による協議が継続されることになったが、トランプ氏が言う通り4週間から6週間は結論がでそうにない。

ブレグジットは、10日のEU臨時首脳会議前のタイムリミット前に、メイ首相は議会の承認を得た離脱計画を示すことができるのか?

また、来週となるが、15日と16日には日米貿易協議の初会合がワシントンで茂木経済再生相とライトハイザーUSTR代表予定している。この会合を直前に控えた円相場も気になる。

【今週は、4/10(水)にEU臨時首脳会議以外にも重要なイベントが多数予定されており相場変動が高まることは間違いない】
→ 4/10(水)ECB理事会では、政策金利「リファイナンス・オペ金利0.0%、上限金利0.25%、下限金利-0.4%」の据え置きは固く間違いないと思われている。市場はすでに年内の利上げを放棄していると考えているが、ドラギECB総裁の記者会見でどのような発言をするのであろうか? 前回はハト派のサプライズがあったが今回も期待はハト派で、サプライズはタカ派ながらその可能性は低い。

→ 4/10(水)米消費者物価指数は、前年比予想1.8%(前回1.5%)となっており、前回より強い数字を予想している。先の雇用統計では平均時給が弱かった半面、非農業部門の雇用者はまずまずで、他の経済指標でも強弱が混在し必ずしも弱さが目立っていることもない。直近のFRB理事や連銀総裁からの発言でも、今後の金融政策に対しての見方がタカ派・ハト派に意見が分かれている。

→ 4/10(水)FOMC議事要旨は3月20日開催分で、声明では「年内の利上げを見込まず、5月からバランスシートの縮小ペースを緩め、米国債の縮小を9月末で停止す」との内容だった。ハト派のFOMCを受け、米株は上昇し米債利回りは低下し、ドルが全面安となっていた時のFOMC議事要旨となっている。

【今週は中国発の経済指標も注目】
→ 4/11(木)中国の消費者物価指数=前年比予想2.3%(前回1.5%)と、前回は2018年1月以来の低水準となっていたが、今回の予想は2.3%と昨年8月の水準まで回復することが見込まれている。

→ 4/12(金)中国の貿易収支=予想81億ドル(前回40.8億ドル)、予想0.0億元(前回344.6億元)、前回は旧正月の影響と米中貿易摩擦の影響もあるのか? 2018年3月以来の低水準からは回復基調となるも、過去の貿易黒字を大幅に下回ることに変わりない。一方、人民元建ては予想00億元(前回344.6億元)と前回からの減少が予想されている。

【その他】
→ 4/11(木)独CPI、仏CPI、米週間新規失業保険申請件数、多数のFRB理事連銀総裁の発言。

→ /4/12(金)米ミシガン大学消費者信頼感指数


詳しい予定は別表を!

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