2019/04/03

2019年4月3日(水曜)昨日2日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年4月3日(水曜)昨日2日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

WTIは一時62.75ドルまで急伸、ダウは小幅安で推移、米10年債利回りは2.5%を超えられず一時2.465%まで低下。ビットコインは久々の暴騰で再反発期待も。

為替相場はドル高+GBP高で英議会がすべての代案を再び拒否し急落した水準を回復、AUD+NZDの下落が目立ち、EURは小幅安で3月7日のECB理事会ショックの急落時に並び、JPYの動きは緩慢。

GBUSDは、NY市場引け直後の1.3110台を高値に、アジア市場の安値は1.3026、欧州市場は1.3013をボトムに合意なきEU離脱を意識した売り圧力が続く中、米国市場では英テレグラフ記者が「メイ首相がまもなく声明を発表し、持論を繁華させる可能性」を指摘しポンドの買い戻しが始まった。

メイ首相は声明で、5月22日までにEU離脱を目指しEUに離脱交渉期限の短期間の再延長を要請し、野党のコービン労働党党首と協議へとの発表に。GBPUSDは1.3030台→1.3131まで急伸、早朝の英下院が離脱合意案の動議全て拒否し急落する前の水準に逆戻りし、終盤にかけては前日の高値に並ぶ1.3149まで一時上昇。

EURUSDは、特に材料は見られず、独10年債利回りは軟調で一時-0.054%まで低下し欧州株は上昇する中、アジア・欧州市場では大枠1.1190~20の狭いレンジで推移。米国市場に入りドル高の流れに3月7日のECB理事会ショックの急落時に並ぶ1.1176に並ぶ一時1.1180台まで値を下げるも、GBPUSDの上昇に瞬間1.1216まで上昇するも続かず、1.1200台で推移。

USDJPYは、米株の伸び悩みや米債利回りの軟化にも反応は鈍く、フィキシングの111.25をボトムに下げ止まり、一日を通じて大枠111.25~45のレンジを抜け出せず。

USDCADは、ポロズ・カナダ中銀総裁(1日、日本時間2日未明)は、成長減速は一時的な可能性とタカ派、豪中銀政策金利1.5%の据え置きを予想通り決定で声明では、インフレ率は低いままで安定しているとあった。テクニカルベースと思われる売りに一日を通じて続落。

アジア市場では豪中銀の金融政策発表直後にフライング気味で0.7130を瞬間高値に、アジア・欧州市場では0.78065まで下落。米国市場に入って0.7053まで下落、3月12日以降の日足のチャートを見ると0.7050割れは一度だけで大枠は0.7050~70をボトムに何とか下げ止まっており、0.7050を終値ベースで割ってくると下落リスクがやや強まる可能性も。


◎メイ首相は、5月22日までにEU離脱を目指し、超党派のアプローチを提案。
◎トゥスク大EU統領は、英国が離脱協定案で過半数の支持獲得に向けては忍耐強くある必要があると表明、
◎モルガンスタンレー・ストラテジストは、ドルは年末までに6%下落すると予想。
◎トランプ大統領は、必要に応じてメキシコとの国境を閉鎖する用意があると改めて表明。
◎日米通商交渉の初会合は15~16日にも米国で開催。
◎日銀3月日銀短観の調査で主要大企業・輸出業種の2019年度想定為替レートは、自動車が前年109.24→108.46。
◎豪中銀、政策金利1.5%の据え置きを予想通り決定
◎豪政府(2日)は、来年度(2019年7月─2020年6月)予算案は財政黒字は71億豪ドルで昨年12月時点の予測から30億豪ドル上方修正。
◎ポロズ・カナダ中銀総裁(1日)は、成長減速は一時的な可能性も。
◎モルガンスタンレー・ストラテジストは、ドルは年末までに6%下落すると予想。
◎全米商工会議所の国際部門責任者は、米中通商合意実現の公算が大きくなったと指摘。


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21:30    USD 2月 耐久財受注=前月比-1.6%(予想-1.2% 前回0.3→0.1%)、除く輸送機器・前月比0.1%(予想0.3% 前回-0.2→-0.1%)→  予想を下回る

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