2019/04/23

2019年4月23日(火)昨日22日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年4月23日(火)昨日22日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

連休明けの米国市場は、欧州主要市場が休場で不在の中、予想を下回った米中古住宅販売件数を除き経済指標の発表も見られず。ただ、米国のイラン産原油の禁輸措置の8か国適用除外措置の撤廃を発表したことで原油価格は急伸。

WTIは一時65.92ドルまで上昇。ダウは-0.18%、Nasdaq+0.22%、S&P500+0.10%と強弱混在で小幅変化。米10年債利回りは一時2.59%台まで上昇し2年債も小幅上昇へ。

為替相場は欧州市場がイースターマンデーで動きは緩慢。原油価格が上昇した影響にCADは上昇し、USDCADはアジア市場の高値1.3390台→米国市場終盤には一時1.3335まで下落。

一方、中国株安の影響にアジア市場で下落したAUDとNZDは弱含みで推移し、AUDUSDはアジア市場の高値0.7151→0.7128へ、NZDUSDは0.6690→0.6673まで下落。結果論としてAUDCADとNZDUSDの下げ幅は0.5%程度と比較的大きくなっている。

EURUSDは、欧州市場がほぼ休場の中で、アジア市場の1.1236をボトムに米国市場に入っても買の流れは止まらず1.1262まで緩やかに上昇し高値圏で推移。

一方、USDJPYはアジア市場の111.84~111.99に上下した後は、動きは超閑散で大枠111.89~111.95でほぼ動かず。GBPUSDも今日まで英議会も休会でニュースもなく1.2975~98の狭いレンジで推移。

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USD 3月 NAR中古住宅販売件数=前月比-4.9%(予想-2.3% 前回11.8→11.2%)、521万件(予想531万件 前回551→548万件)

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米政府、イラン産原油の禁輸措置について、日本を含む8カ国・地域に対する適用除外措置を5月に撤廃することを決定した。撤廃後にイランから原油を輸入すれば米国の制裁措置の対象となる。→ 制裁復活後、イランの原油輸出は日量250万超→100万バレルを下回る水準まで減少した。

ポンペオ国務長官は、米政府の目標はイランの原油輸出をゼロにすることで、5月1日以降に猶予を与える計画はないと表明。「今後はいかなる除外措置も認めない。全面的なゼロを目指す」と述べた。

米国務省の高官、世界の石油市況は昨年11月以降、好転し、米国がイラン産原油の禁輸措置について、 8カ国・地域(日本、中国、韓国、インド、台湾、トルコ、イタリア、ギリシャ)に対する適用除外措置を撤廃することは可能。

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