2019/04/18

2019年4月18日(木)昨日17日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年4月18日(木)昨日17日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

結局、米株は小幅安、米10年債利回りは2.595%と前日とほぼ変わらず、2年債利回りは2.4%と低下し長短格差は拡大へ。WTIは63.74ドルと小幅安。為替相場はNZDの売りを除き上下変動が目立つが前日比では大きな変化は見られず。

トランプ大統領は、米中通商協議で中国との交渉はうまくいっており、まもなく合意を発表できるだろうと言う。WSJ紙の報道でも早ければ5月下旬の合意を目指す流れとのこと。また、日米通商協議は日本の農産品の関税で大筋一致し、6月の日米首脳会談に向けて具体案の協議を加速するとのこと。ちなみに、安倍首相が4月26日にホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する見通し。

NZDUSDはNZD売りの流れ止まらず、買い戻しは限定的。NZ第1四半期GDPは前年比1.5%と予想1.7%と前回1.9%を下回りNZDは急落。0.6770台から1月4日のボトムを割り込み一機に0.6660台へ急落、アジア・欧州市場では0.6748まで値を戻すも、米国市場では利上げ期待は遠のき売り圧力を避けられず、再び売りへと変化。

AUDUSDはAUD買から売りへと変化。中国GDPの前年比は6.4%と前回と変わらず、小売売上高と鉱工業生産は予想外に強く、経済の回復期待が強まる。0.7150台から一機に2月21日の高値0.7207に並ぶ0.7206まで上昇へ。欧米市場では利食い先行で伸び悩み、0.7160台まで下落と元の水準近くへ逆戻りするも、米中通商協議の合意期待もあり上昇傾向を維持。

USDCADはCAD買から売りへと変化。アジア市場の1.3372を高値にCAD買の流れが続く中で発表となったカナダ貿易収支は-29億カナダドルと予想-35.1億カナダドルから赤字額が減少、CPIの前年比も1.9%(予想1.9% 前回1.5%)と前回を上回り、1.3320台から一機に15日に弱いカナダ中銀の四半期調査に急伸したスタート直前の安値1.3297を割り込み1.3270台へ下落。しかし、米国市場に入り原油価格の下げなのか?下落スタートの水準を上回り1.3353までCAD売りとなり値を戻す。

USDJPYは、ゆるやかだが底値を切り上げる。アジア市場で一時112.165まで上昇し、日経平均株価と並び年初来の高値を一時上回り、象徴的な動きとなった。ただ、仲値後からは大口の売りにのびなやみ、アジア・欧州・米国市場は111.92~06の相変わらず狭いレンジで推移。WSJ紙の報道で「米中両政府はは29日にハイレベル通商協議を再開し、早ければ5月下旬の合意を目指す」と流れると、円売りが強まり112.10台で推移中。また、安倍晋三首相が4月26日にホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する見通しとの報道も後押し。引き続き112.20~30は鬼門なでこの水準を上抜けできるか? 期待は30を超え、110.80~112.50の上限をトライし超え市場が円ベアになり逆に円高へと変化することなのだが?

◎NZ第1四半期GDPは前年比1.5%と予想1.7%と前回1.9%を下回る。
◎中国GDPの前年比は6.4%と前回と変わらず、小売売上高と鉱工業生産は予想外に強い。
◎英CPIの前年比は1.9%と予想2.0%を下回るが前回と変わらず。
◎ユーロ圏CPIの前年比は1.4%と予想通りながら前月からは低下。
◎ユーロ圏2月の貿易黒字は前月比で拡大へ。
◎EUは米国に報復関税200億ドルの品目リストを公表。
◎独経済省は、2019年の成長予想を1.0→0.5%に引き下げた。
◎カナダ貿易収支は-29億カナダドルと予想-35.1億カナダドルから赤字額が減少。
◎カナダCPIは前年比1.9%(予想1.9% 前回1.5%)と前回を上回る。
◎米貿易赤字額は対中赤字が急減し赤字額は予想外に減少、逆に対日赤字の上昇が目立つ。
◎日米通商協議は、日本の農産品の関税引き下げは過去のTPPで認めた水準を限度とすることで大筋一致。6月の日米首脳会談に向けて具体案の協議を加速する。
◎米中通商協議は大詰めへ。WSJ紙は米中協議の詰めでライトハイザー29日に北京訪問、劉中国副首相は6日の週にワシントン訪問、米中両政府は5月下旬の合意を目指す。27日に米中首脳がワシントンで合意に署名する可能性も。
◎ベージュブックは、3月から4月上旬にかけて米経済は成長が続き「一部でペースが持ち直した」と総括判断した。ただ消費には強弱があり、企業は貿易政策の不透明感や賃金上昇を懸念していると指摘した。
◎安倍晋三首相が4月26日にホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する見通し。

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17:30    GBP 3月 消費者物価指数=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.5%)、前年比1.9%(予想2.0% 前回1.9%)、コア前年比1.8%(予想1.9% 前回1.8%)、小売物価指数(RPI)=前月比0.0%(予想0.2% 前回0.7%)、前年比2.4%(予想2.6% 前回2.5%、)除くモーゲージ利払い(RPIX)前年比予想2.5% 前回2.4%

17:30    GBP 3月 生産者物価指数:(仕入れ・投入指数)=前月比-0.2%(予想0.5% 前回0.6→1.0%)、前年比3.7%(予想4.1% 前回3.7→4.0%)、(出荷・産出指数)=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.1→0.3%)、前年比2.4%(予想2.2% 前回2.2→2.4%)、コア前月比0.0%(予想0.1% 前回0.1→0.2%)、コア前年比2.2%(予想2.2% 前回2.2→2.3%)

18:00    EUR 2月 貿易収支: 季調済=195億ユーロ(予想147 前回170→174億ユーロ)、季調前=179億ユーロ(予想123 前回15億ユーロ)→ 予想より黒字幅が拡大
18:00    EUR 3月 消費者物価指数(HICP)・改定値:前月比=1.0%(予想1.4% 2月0.3%)、前年比=1.4%(予想1.4% 速報値1.4% 2月1.5%)、コア(all-items エネルギー除く)・前年比=1.0%(予想 2月1.3%)、コア(食品・エネルギー・アルコール・たばこ)=前年比0.8%(予想0.8% 2月1.0%)→ 前年比は予想通りながら2月から低下し、総じて2月に比べて弱い

21:30    USD 2月 貿易収支=-494億ドル(予想-534億ドル 前回-511億ドル)→ 赤字額が予想を下回るが相場に影響は見られず。対中赤字は-28.2%247.61億ドル、対日赤字は+14.3%59.38億ドル

21:30    CAD 3月 消費者物価指数:前月比=0.7%(予想0.7% 前回0.7%)、前年比=1.9%(予想1.9% 前回1.5%)、コア前年比=1.8%(予想1.8 前回1.8%)、コア前年比中央値=2.0%(予想1.8% 前回1.9%)、コア前年比トリム=2.1%(予想 前回1.9→2.0%)

21:30    CAD 2月 国際商品貿易収支=-29億カナダドル(予想-35.1億カナダドル 前回-43→-31億カナダドル)→ 赤字額が予想と赤字額が下方修正された前回を下回る

23:00    USD 2月 卸売在庫=前月比0.2%(予想0.3% 前回1.2%)、卸売売上高=前月比0.3%(予想 前回0.5%)

3:00    USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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【北米】
日米通商協議は、米国側は対日赤字への懸念表明し対日赤字削減要求、現時点で合意なし 来週再交渉へ。

米中通商合意の一環として、中国は米国産鶏肉の禁輸措置を解除する可能性が高く、豚肉の輸入を拡大する可能性もある。国内の供給不足に対応する狙いだが、米国で約半数の飼育豚に使用されている成長促進剤については禁止措置を解除しない方針という。関係筋2人が明らかにした。

米中通商協議は大詰めへ。WSJ紙は米中協議の詰めでライトハイザー29日に北京訪問、劉中国副首相は6日の週にワシントン訪問、米中両政府は5月下旬の合意を目指す。27日に米中首脳がワシントンで合意に署名する可能性も。

日米通商協議は、日本の農産品の関税引き下げは過去のTPPで認めた水準を限度とすることで大筋一致。6月の日米首脳会談に向けて具体案の協議を加速する。

ベージュブックは、3月から4月上旬にかけて米経済は成長が続き「一部でペースが持ち直した」と総括判断した。ただ消費には強弱があり、企業は貿易政策の不透明感や賃金上昇を懸念していると指摘した。

【アジア・その他】
安倍晋三首相が4月26日にホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する見通し

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