2019/04/19

2019年4月19日(金)昨日18日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年4月19日(金)昨日18日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

今日金曜はグッドフライデーで米国を含め多くのアジア・欧州主要市場は休場、月曜はイースターマンデーで欧州主要国は休場。

為替相場は予想外に強い米経済指標に成長拡大期待が膨らみ、JPモルガンは強い米小売売上高を受けて米第1四半期GDP見通しを2.0→2.9%へ上方修正。トランプ大統領のロシア疑惑で免罪符もありドル全面高+円は他通貨で上昇へ。

ダウとS&P500は上昇傾向を維持するもNasdaqは小幅安、米10年・2年債利回り共に軟化、WTIは一時64.16まで上昇するも結局は元の水準近くへ逆戻り。

AUDUSDは、米中通商協議は5月内の合意期待が強まる中で、アジア市場で発表された雇用統計は新規雇用者数が予想外に増加と、好材料に直後は0.7198まで上昇するも続かず反落。強い米小売売上高に一日を通じて0.7137まで続落し終値ベースでは4月11日以来の安値圏へ。

EURUSDは、アジア市場は大枠1.1290~05の狭いレンジから、弱さが目立つユーロ圏各国のPMIに債券利回りが低下し年内の利上げ期待はより遠のく。1.1300の大台から崩れストプの売りを巻き込み一時1.1240台まで下落。その後も強い米小売売上高に買い戻しも限定的で、1.1226まで続落中で、終値ベースでは4月5日以来の安値圏でテクニカルでは底割れを懸念。

USDCADは、直近ではカナダの強い経済指標が目立つ。前日のCPIは前年比が1.9%とまずまず、商品貿易収支の赤字額も予想外に減少、今日も小売売上高が予想を上回る。ジア市場の1.3330台をボトムにアジア・欧州市場はCAD安の流れが続き1.3370台へ。米国市場に入り強いカナダ小売売上高にも関わらず利上げ期待は強まらず、同時刻に発表された強い米小売売上高がより注目へ。直後は1.3373~1.3400で上下変動するも、結局は1.3365~90のレンジでCAD買は弱い。

USDJPYは、アジア市場の112.06を高値に上値は重く、弱いユーロ圏PMIを受けたEURJPYの下落もあり一時111.766まで下落するも続かず。米国市場に入り強い米小売売上高に米成長期待がにわかに強まり112.026と112円台を回復するも、米株も予想外に強さが見られず、米債利回りは軟化傾向が続き、クロスでは円ショートの買い戻しが続き111.92~00の水準で動けず。上下どちらも試しきれず困ったものです! 

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21:30    CAD 2月 小売売上高: 前月比=0.8%(予想0.4% 前回-0.3→-0.4%)、除自動車・前月比=0.6%(予想0.2% 前回0.1→-0.6%)→ 予想を上回るも前回は下方修正へ、USDCADは上昇も弱まるが米小売売上高も強く大きな変化は見られず。

21:30    USD 3月 小売売上高: 前月比=1.6%(予想1.0% 前回-0.2%)、除自動車・前月比=1.2%(予想0.7% 前回-0.4→-0.2%)→ 予想と前回を上回り主要13項目中、12項目が増加し個人消費が景気を下支えへ。

21:30    USD 新規失業保険申請件数=19.2(予想20.5万件 前回19.6→19.7万件)、継続受給者数=165.3万人(予想172.2万人 前回171.3→171.6万人)→ 予想外に改善し49年半ぶりの低水準

21:30    USD 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数=8.5(予想11.0 前回13.7)→ 予想を下回る

22:45    USD 4月 総合PMI・速報値=52.8(予想 前回54.6)、製造業PMI・速報値=52.4(予想52.8 前回52.4)、サービス業PMI・速報値=52.9(予想55.0 前回55.3)→ 予想を下回り景況感は弱含み

23:00    USD 2月 企業在庫=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.8→0.9%)→ 予想通りで前回は上方修正へ

23:00    USD 3月 CB景気先行指標総合指数=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.2→0.1%)→ 予想通りで前回は下方修正へ

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【北米】
カプラン・ダラス連銀総裁は、今年の堅調な米成長について一段と確信を深める。FFレートは緩やかに緩和的で適切。

2016年大統領選のロシア介入疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査報告書をバー米司法長官が公開し、「トランプ陣営とロシア側の共謀は認められなかった」、「トランプ大統領の司法介入が疑われるケース10件の詳細が指摘されるも、司法介入と認めるには証拠が不十分」。その上でモラー氏とは法律的な解釈で一致しない点があったことも明らかにした。

JPモルガン・グローバルFXボラティリティー指数には、過去25年に3回の谷があった。ブルームバーグがまとめたデータによると、3回とも米ドル指数はその後の6カ月に10%以上変動した。ボラティリティー指数は現在、5年ぶり低水準で推移している。

JPモルガンは、強い米小売売上高を受けて米第1四半期GDP見通しを2.0→2.9%へ上方修正。

【欧州】
イタリア中銀は、第1四半期GDPは前期比0.1%と景気後退を脱却する見通し。

【アジア・その他】
中国商務省報道官は定例記者会見で、米中通商交渉の合意文書に関する協議で新たな進展はあったと明らかにした上で、まだ作業が残っていると発言

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は、北朝鮮は米朝協議からポンペオ国務長官の排除要求。KCNAによると、北朝鮮外務省の高官は、北朝鮮に核開発を強いた根本原因を米国が取り除かなければ、朝鮮半島情勢は誰も予測できないと述べる。

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