2019/04/11

2019年4月11日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年4月11日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

米CPI、ECB理事会、FOMC議事録、ブレグジットの再延長も過ぎ、次のテーマは? アジア市場の為替相場はいつも通りで動きは鈍いが、円高も何とか歯止めがかかりUSDJPYは昨日NY110.84、今日早朝の110.90をボトムに111円台を弱いながらも回復。

GBPUSDは、EU緊急首脳会議でブレグジットを10月31日まで再延長することで合意。予想範囲内の結果に1.3078~09の狭いレンジで動きは鈍いが、今後の「2度目の国民投票、解散総選挙、EU離脱のさらなる延期」などの選択肢をめぐり動くことは間違いなさそう。

AUDUSDは中国CPI、PPIもまずまずでデフレリスクも弱まり、最近の景況感指数も底堅い。これで米中通商協議が合意でもするならさらなるAUD高になる可能性を秘めながら、今日は昨日NY市場の高値0.7175を超えられず0.7170台を高値にAUDロングの調整に一時0.7150台まで軟化。


米中通商協議では、前日にムニューシン米財務長官が「合意事項の施行メカニズムについて基本的に見解が一致した」とあったが、中国商務省も「米中交渉団は、通商協議の残りの課題について電話で協議」とあり、近合意する可能性も。

中国CPI前年比+2.3(前回1.5%)とPPI前年比+0.4%(前回0.1%)はほぼ予想通りながら前回から大幅上昇しデフレ懸念が弱まり、独CPIは前年比1.3%と横ばい、仏CPIも1.1%と横ばいで変わらず。

WTIは64.10台まで軟化、日経平均株価は前日比+23.81(+0.11%)と小幅高で終了、中国株は弱く上海相当は前日比-1.6%近くに下落。欧州株も軟調に推移。米債利回りは小幅高で推移。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

10:30    CNY 3月 消費者物価指数=前年比2.3%(予想2.4% 前回1.5%)、

10:30    CNY 3月 生産者物価指数=前年比0.4%(予想0.4% 前回0.1%)

15:00    GER 3月 消費者物価指数・改定値=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比1.3%(予想1.3% 前回1.3%)、HICP・前月比0.5%(予想0.5% 前回0.5%)、HICP・前年比1.4%(予想1.4% 前回1.4%)

15:45    FRN 3月 消費者物価指数・改定値=前月比0.8%(予想0.8% 前回0.8%)、前年比1.1%(予想1.1% 前回1.1%)、HICP前月比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)、HICP前年比1.3%(予想1.3% 前回1.3%)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※