2020/04/13

2020/04/03 15:15時ごろの動き

2020/04/03 15:15時ごろの動き

イースターマンデーで、香港、オセアニア、欧州主要市場の多くは休場の東京市場は、株安+JPY高へ。経済指標の発表や要人発言の予定もなく、米国市場の動き待ちへ。

東京市場は日経平均株価が-455.10 (-2.33%)と下落し上海総合も弱い。原油価格(WTI)はOPECプラスでは日量970万バレルの減産で何とか合意し一時24.74ドルまで上昇。為替相場は、リスク回避のJPYが選好され、逆にAUD+NZDは弱く、USDJPYは108円を割り込み、クロスでもJPY高が目立っている。

USDJPYは、早朝の108.53を高値に、10日の安値108.20を割り込むとストップが見られ、一時107.80台まで円高が進み、市場のセンチメントが円高方向に傾きかけている。

GBPUSDは、ジョンソン英首相が退院し治療に専念するが、議会は4月21日に再開される。GBPUSDはいきなりギャップを空けGBP売りからスタートして、1.2449をボトムに1.2480台まで上昇している。

AUDUSDは、週明けはAUD売りからスタートして一時0.6326まで下落。これをボトムに下げ止まるも、大枠0.6330~50のレンジで買い戻しも限定的。

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週末の材料
IMF
①IMFは1929年に発生した世界大恐慌以来の景気後退に直面すると警鐘を鳴らすが、‎米国株や10日の日本株は堅調に推移した。米欧日の株式市場では、中央銀行の大量資金供給や大規模な企業金融支援で「企業はつぶれない」との見方が高まっているようだ。

G20エネルギー相会合(10日)
①最終合意に至らないまま終了した。トランプ米大統領の仲裁申し出にもかかわらず、サウジアラビアとメキシコの対立は解消しなかった

OPECプラス 減産で歴史的合意へ(12日)
①日量970万バレル削減する。当初の1000万バレル削減計画をわずかに下回る水準。メキシコは外交的勝利を勝ち取ったもようで、わずか10万バレル削減を義務づけられる。同国の負担分を下回る水準だ。

スペイン(10日)
①感染拡大ペースの鈍化や新たな死者数の減少を受けて、政府内では、制限の段階的な緩和を模索する動きも

イタリア(10日)
①新型コロナ死者・感染者の増加ペース鈍化"

米国(11日)
①新型コロナウイルス感染症による米国内の死者が11日、2万人を突破し、イタリアを上回って世界最多となった

中国(11日)
①新型コロナウイルス感染者は99人と、前日の46人から2倍以上に増えた、大半が渡航者。

メスター・クリーブランド連銀総裁(10日)
①新型コロナ感染拡大で非常にひどい経済統計が出てくるだろう
②米経済の回復がV字型かU字型になるのかは現時点で分からず"

ジョンソン英首相が退院’(12日)
①治療のため1週間入院していた。英政府は議会が4月21日に再開される

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(12日)
①新型コロナウイルスの効果的な治療法あるいはワクチンがない限り、感染拡大がいったん沈静化した後で突然再び悪化する事態となり、米経済は18カ月にわたって活動の閉鎖と再開が繰り返される可能性がある
②こうしたシナリオの下でV字型回復を予想するのは難しい

デギンドスECB副総裁(12日)
①欧州は世界の他地域よりも深刻なリセッションに見舞われる可能性が高く、景気回復を示す適切な兆候は来年まで見られないかもしれない
②ユーロ圏全体で政府が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するためロックダウン(都市封鎖)を延長しており、景気見通しは悪化している
③いずれにせよ、2020年の後退分すべてを2021年で埋め合わせることはできない

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