2020/04/03

2020年4月3日(金)16:15時ごろの動き

2020年4月3日(金)16:15時ごろの動き

週末金曜日、日経平均株価は上下変動しながらも結局は前日とほぼ変わらず。上海総合は弱く、米10年債利回りも6%と大きな変化は見られず。

為替相場は、中国財新PMIは予想外の弱い数字となったが、すでに織り込みで大きな変化は見られず、米雇用統計を前にしてトレンド・レスで主要通貨は大きな変化は感じられず。ドルに対して「強き・弱気」のセンチメントはミックスする中で、悪い数字を予想しており、どこまで下振れるのか? 逆に強い数字となればドル買いが強まる可能性も残る。

欧州市場に入りドル買いが強まっている。欧州株は下落からスタートし、米債利回りの上昇もあるが、USDJPYはアジア市場の早朝につけた108.20を上回り108.26まで上昇。EURUSDは前日の安値1.0820を割り込み1.0790台まで続落中。GBPUSDも前日の鵜安値1.2350を割り込み1.2320台まで続落中となっている。」

昨日の米新規失業保険申請件数の急激は拡大に2週間で1000万人に達した失業者。今日米国市場で発表となる米雇用統計の予想数字は、失業率3.8%(前回3.5%)、非農業部門雇用者数-10万人(前回27.3万人)、平均時給の前年比3.0%(前回3.0%)と非常に弱い数字となっている。また、ISM非製造業指数の予想は44.0(前回57.3)と弱い数字の予想となっておりある程度相場に織り込み済みで、この数字かどの程度上下に乖離するかが問題。

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FRB(2日に公表した4月1日時点のバランスシート、総資産残高)
5兆8116億ドルとなり過去最大となった。B/Sは1週間前に比べ5573億ドル、1年前と比べ1兆8761億ドル増えた。

米労働省
①住宅ローンのデフォルト急増、サブプライム危機の2008年上回る恐れ
②住宅ローンの貸し手は、史上最大の延滞の波に備えている。場合によっては大量の差し押さえという最悪の事態になりかねない。
③ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミストは、新型コロナによる経済封鎖が夏かその後まで続けば、住宅ローンを抱える米国民の30%、約1500万人が支払いを停止する可能性がある。

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NZ政府
①来週、2031年に満期を迎える20~25億NZドルの国債を発行。
②ANZは海外からの需要が見込めNZDの上昇が続くと予想。
③4-6月期に借り入れを過去最大規模に膨らませ、景気刺激策に充当する措置の一環

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世界最大の政府系ファンド(SWF)損失拡大
①ノルウェー政府年金基金、第1四半期1.17超クローネ(約1140億ドル)を損失。リターン-14.6%。
②年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、1~3月損失額が最大。野村証券の試算では、第1四半期運用実績-18兆円。国内産-0.1兆円、国内株-7.6兆円、外株-10.6兆円、外国債券+0.3兆円。

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