2020/04/04

2020年4月3日(金)23:45時ごろの動き

2020年4月3日(金)23:45時ごろの動き

注目の米雇用統計は、失業率は上昇し、非農業部門雇用者数は-70.1万人とサプライズ。最も昨日の米新規失業保険申請件数は過去2週間で1000万人とこれも爆発的増加で、大幅な悪化は予想されていたが、今回は予想-10万人をはるかに上回る減少となった。

為替相場はドルが全面高で、特にGBPは弱く、逆にCADはトランプ大統領が目指す減産やオペックプラスを期待した原油高(WTIは一時28.56ドルまで上昇)の影響に強さが目立っている。

米失業率は3.5→4.4%に上昇し月間ベースの増加率は1975年以来で、非農業部門雇用者数は-70.1(予想-10.0万人)とサプライズの増加にも、悪化は織り込み済みななのか、米債利回りは軟化傾向にあるも、直後のドル売りはほぼ見られず。米株は徐々に下落基調へで、一時200ドル近く値をさげていた。

ユーロ圏のPMIは予想通り弱い反面、米PMIは予想外に強く、ISM非製造者業況指数の落ち込みは予想より少ない。

USDJPYは、米雇用統計直後に108.25までの下落から、逆に108.68まで上昇し、108.40~60台のレンジでの取引が続いている。

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ジョンソン英首相
①引き続き発熱の症状があり、自主隔離を続ける

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人民銀行
①一部市中銀行の預金準備率(市中銀行の超過準備の付利)を0.72→0.35%に引き下げを発表、流動性は6兆円程度増える。
②半分は4月15日、残りは5月15日から適用。

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OPECプラス(関係者)
①6日にオンラインで会合を開く。歴史的な原油安の中で協調減産を探る。ロシアの石油業界にはすでに減産の用意がある

トランプ政権
①メキシコ湾岸沿いの原油生産の停止を検討

ビロルIEA事務局長
①OPECプラスが減産しても第2四半期の在庫は増加
②米国は原油価格の下落を懸念しているが、米が減産するかは分からない

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16:55    GER 3月 総合PMI・改定値=35.0(予想36.8 前回37.2)、サービス業PMI・改定値=31.7(予想34.3 前回34.5)→ 予想・前回を下回る

17:00    EUR 3月 総合PMI・改定値=29.7(予想31.4 前回31.4)、サービス業PMI・改定値=26.4(予想28.2 前回28.4)→ 予想・前回を下回る。IHSマークイットはユーロ圏経済が年率換算で10%前後縮小することが示唆されると指摘

17:30    GBP 3月 総合PMI・改定値=36.0(予想36.0 前回37.1)、サービス業PMI・改定値=34.5(予想34.8 前回35.7)→ サービス業は予想・前回を下回り、総合は前回を下回るも予想通り。

18:00    EUR 2月 小売売上高=前月比0.9%(予想0.1% 前回0.6→0.7%)、前年比3.0%(予想1.7% 前回1.7→2.2%)→ 予想・前回を上回る

21:30    USD 3月 米雇用統計:失業率=4.4%(予想3.8% 前回3.5%)、非農業部門雇用者数=-70.1万人(予想-10.0万人 2月27.3→27.5万人 1月27.3→21.4万人)、週平均労働時間=34.2(予想34.2 前回34.4)、平均時給=前月比0.4%(予想0.2% 前回0.3%)、平均時給=前年比3.1%(予想3.0% 前回3.0%)、時間当賃金=28.62ドル(予想 前回28.52)、労働参加率=62.7(予想63.3% 前回63.4)、新規雇用者数=予想 前回3.03万人→ 世論調査は3/8~3/14日の週で、3月の失業者数は140→700万人に増加、失業率は1975年1月以来、月間で最大の増加率。

22:45    USD 3月 総合PMI・改定値=40.9(予想 前回40.5)39.8(サービス業PMI・改定値=予想38.5 前回39.1)→ 共に前回を上回り予想外に強い
23:00    USD 3月 ISM非製造業指数=52.5(予想44.0 前回57.3)→ 前回から低下するも、予想と大幅に上回る

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