2020/04/26

今週の主な材料(4月27~5月1日)

今週の主な材料(4月27~5月1日)

今週から日本はゴールデンウイークに突入しますが、気分は外に出あれずストレスがより高まることでしょう。その結果、自宅勤務によることもありFX取引のボリュームが増加している流れが、さらに加速することでしょう! また欧州では5月1日がメーデーで休みとなることも忘れてはなりません。

先週は新型コロナウイルスの感染による景気後退で需要が急減し、OPECプラスの減産合意にもかかわらず原油価格が信じられない暴落に遭遇したのですが、それでも株価は予想外に健闘しています。株式投資家にとっては続騰を願っていることでしょう。

新型コロナウイルスの新興国への感染拡大をよそに、先進国では収束(終息?)が大きなテーマとなりつつあり、その材料に相場が動くことが多くなりそうです、すでにその方向で動き始めているようにも思われます。もし、仮の話ですが、それが一時的で逆に先進国で感染が拡大でもすることになれば、再びリスク回避の動きに逆戻りすることでしょう。

今週の為替相場は、突発的に予想不可能な材料を除くと、以下の材料に反応する可能性が高いと思われます。

1.歴史的な底値からやや値を戻している原油価格は?
2.金正恩(キム・ジョンウン)氏の病の有無とその実情は?
3.各国の新型コロナウイルスの感染の程度の差は?
4.EU首脳会議の結果と、欧州復興基金の設立は?
5.FOMCとECB、BOJの結果は?

◎今週は久々に主要国発の金融政策の発表が多い(FOMCとECBを注目)
4/27 日銀(無制限の国債購入とCP・社債の購入額倍増を予想)
4/28 スウェーデン中銀(政策金利0.0%の据え置き予想)
4/29 FOMC(政策金利0.0~0.25%の据え置き予想)声明と、パウエル総裁発言を注目
4/30 ECB(政策金利0.0%、上限0.25% 下限-0.5%の据え置を予想、パンデミック緊急購入プログラムPEPPの7500億ユーロからの拡大の可能性も)

◎GDPの発表も多数(悪化をすでに織り込み済みで、あとは程度の問題)
4/29 米国(前年比-4.0%を予想)
4/30  ユーロ圏(前年比-3.6%予想)、イタリア(前年比-5.2%予想)、カナダ(前年比1.7%予想)、フランス(前年比-3.7%予想)
5.消費者物価指数(CPI)の発表も多数
4/29 豪州(前年比2.0%予想)、ドイツ(前年比0.7%予想)、
4/30 フランス、ユーロ圏(前年比0.1%予想 )
5/1  日本(東京都区部)(コア前年比0.2%予想)

◎景況観指数では(急激な低下は織り込み済みで、あとは程度の問題)、
4/28 米CB消費者信頼感指数(90.0、前月比-12.6予想)
4/29 ユーロ圏消費者信頼感(-22.7予想)、経済信頼感(75.0予想)
4/30 中国PMI(サービス業52.8予想)、米シカゴPMI(40.0予想)、
5/1  英PMI、米PMI(製造業36.7予想)、米ISM製造業景況指数(37.5予想)

◎それ以外では、
4/30 米個人所得(-1.5%予想)、個人消費(コアPCEデフレータ前年比1.6%予想)

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