2020/04/23

2020年4月23日(木)15:00時ごろの動き

2020年4月23日(木)15:00時ごろの動き

原油価格は強含み、金正恩氏の病状は忘れ去られ、新型コロナウイルスの感染拡大の抑制が期待されるも確実性は未定。

このような状況の中で、原油価格は一時16.11ドルまで上昇と強含みで推移、日経平均株価は+291.49(+1.52%)と上昇。上海総合は+4.8(+0.17%)と小幅上昇。米10年債利回りは0.60%台と低下。為替相場は、USDが小幅安で推移するも大きな変化は見られず。動きはリスクオン・オフどちらも積極的な方向性は見られず。

USDJPYは107.70~86と動けず。相変わらずのレンジ相場入りで目先は107.50~00のレンジ。

GBPUSDは1.2313をボトムに1.2370近くまで上昇。市場のセンチメントはポンド先安ムードが強い。

EURUSDは1.0805~25の狭いレンジ。今日のEU首脳会談待ちでは2兆ユーロ(約234兆円)規模の経済復興計画を期待。ECBが昨日決めジャンク級債券を担保として受け入れることを決め、ややEUR買いムードが強いが、今日のEU首脳会議、24日のS&Pのイタリア信用格付けのレビューのリスクを考えれば、動きにくい。

USDCADは、1.4198を高値に原油価格の上昇に連動し昨日の安値1.4110台を試す動きへ。原油価格が回復しCAD買いが強まることを期待したいが、そう簡単には事は運びそうにない。

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NY市や周辺地域の新型コロナウイルス患者2600人余りを対象とする大規模な研究で、人工呼吸器の使用を余儀なくされた患者の致死率が88%と非常に高い数字になったことが分かった。

NY連銀市場グループ責任者、ダリープ・シン氏は、新型コロナウイルスの世界的流行で金融市場のボラティリティは2008年の金融危機以降で最も極端な水準に達し、FRBの介入がなければ恐らく混乱は収まらなかった

ロイター調査、英第2四半期GDP予想は中央値で-13.1%縮小する見通しで、四半期としては第2次大戦以降で最大。第3四半期が6.3%、第4四半期が3.3%。ただ、追加質問に答えたエコノミストの9割以上は下半期見通しのリスクはダウンサイドとしている。最も可能性が高いのは量的緩和プログラムの拡大とみられており、政策金利は少なくとも2021年末まで0.1%にとどまる見通し。

S&Pグローバル・レーティングは、24日にはがイタリアの信用格付けのレビューを行う予定
ECBは、市中銀行への融資で一部のジャンク級債券を担保として受け入れることを決めた

菅官房長官、新型コロナウイルスの感染防止対策を巡り、自宅での療養者の人数は政府として把握していないことを明らかにした。軽症とされて自宅療養中だった男性が死亡した事例が発生したことなどを踏まえ、今後把握していく方針であることを明らかにした。またPCR検査における陽性率が上昇傾向にあることから、感染まん延の指標として有効との認識を示した。

モリソン豪首相、新型コロナウイルスの新規感染抑制を踏まえ、新型コロナウイルスに対して安全な経済に戻ろうとしている。
豪総合PMI22.4(前回39.4)、製造業45.6(前回49.7)、サービス業19.6(前回38.5)

豪3月モノ輸出は29%増加し61億豪ドルとなった。中国向けの鉄鉱石輸出の大幅増加を背景に非農業品の輸出は48億豪ドル(20%)増加した。金輸出は25億豪ドル(225%)増加した。

豪政府は、景気支援に必要な刺激策を賄うための国債発行は順調にこなされている。政府がこの日実施した短期債50億豪ドルの入札には206億豪ドル相当の応札があり、引き続き旺盛な需要がみられた。

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