2020/04/17

2020年4月17日(金)14:30時ごろの動き

2020年4月17日(金)14:30時ごろの動き

NY市場の引け間際でオセアニア市場で、トランプ大統領は経済の再開に向けた指針を示し、「レムデシビル」が臨床試験で新型コロナウイルスの患者が劇的に回復との、朗報に米株先物が上昇し、USD売りとJPY売りが一時強まる。

東京市場に入り、日経平均株価は大幅高からスタートし一時600円近くまで上昇し今現在では+500円と高値圏を維持している。米10年債利回りも強く0.673%近くで推移。原油価格(WTI)は小幅高からスタートするも逆に20ドルを割り込み19.60ドル近辺で推移。

為替相場は、新型コロナウイルスの感染拡大にとっては朗報が続き株高となった反面、リスク回避に選好されたUSDは売られ、一時JPYも連れ安となったが、USDJPYは108円台の上値は重く上げ止まっているが、クロスでJPYは全面安で、107.65~85の狭いレンジに収れんし欧州市場待ちの動きへ。

逆に、この朗報にAUDUSDはNY引け間際から上昇が続いている。NY市場の引け間際の0.6303をボトムに、注目の中国第1四半期GDPの前年比は-6.8%と1992年以降で初めてのマイナスへ。ただ、鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資は弱いながらも小幅な下落にとどまっていることもあり、0.67380台まで上昇している。

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米議会予算局(CBO)は、連邦財政赤字は今後10年で約1.8兆ドル増えるとの見通し

トランプ米大統領(16日)は、経済の再開に向けた指針を示し各州は状況に応じて3段階で封鎖措置の解除を進めるべきとの考えを示した。州知事はそれぞれの事情に合わせて方針を調整することが可能とし、封鎖継続が必要な場合はそうすべきだと指摘。「一斉に再開するわけではなく、慎重に一歩ずつ行う」。条件を満たす州は17日から経済再開に向けた第1段階に移行することが可能だとし、約29州が間もなく経済を再開できるとの見方を示した。

ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」16日)は、臨床試験(治験)で、新型コロナウイルスに感染した患者が急速に回復していると報じた。重症の113人を含む125人の新型コロナ患者を対象としたシカゴ大医学部による治験で、レムデシビルを毎日投与したところ、発熱や呼吸器症状が著しく改善し、1週間以内にほぼ全ての患者が退院した。死亡したのは2人

FRBのバランスシートは、今週、過去最高の6.42兆ドルに拡大した

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モリソン豪首相は、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた措置がさらに1年延長される可能性もある

グリアOECD事務総長は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で経済予測は極めて不確実になっているとした上で、世界経済はおそらく収縮に陥っている

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