2020/04/09

2020年4月9日(木)14:45時ごろの動き

2020年4月9日(木)14:45時ごろの動き

新型コロナウイルスの感染拡大・感染抑制と相反する思惑を材料に相場は動くも、将来のことは誰もわからないのが現実。為替市場はJPYロングの調整も終わり久しぶりにレンジ相場入りの予感が強まる。NYダウが大幅高で終わり上海総合も強い反面、米国主導の株高の流れに対して、日経平均株価は強さが見られず。株ショートの買い戻しも終盤に近いのか?

米債利回りは0.785%から0.75%まで小幅低下、原油価格(WTI)は26.61ドルを高値に26ドル台で推移。為替相場は方向性がバラバラで全体的小幅な動きにとどまっている。

AUDUSDは、0.6250を高値に豪中銀の金融安定報告では、ネガティブ面として、不動産市場が低迷するリスク、企業の倒産と返済の延滞が増えるリスク、住宅価格が急激に低下した場合に債務超過になるリスク、家計の債務に脆弱性がみられるリスク、などネガティブ材料が多く、0.6208まで下落しているが、予想外に底堅く推移。

USDJPYは、日経平均株価との連動性は乏しく、早朝の108.80をボトムに仲値では109.06まで上昇するも、動きは乏しく方向性は見られず。日銀のさくらレポートでは、全9地域の景気判断が引き下げられ景気鈍化は必至。

EURUSDは、昨日合意できなかったものの、今日再開されるユーロ圏財務相会合で新型コロナ対策のパッケージで合意できるのか? また、欧州で封鎖解除の動きも見られ、1.0854~80の狭いレンジで様子見、ムードが強い。

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新型コロナウイルス関連
① 英キングス・カレッジ・ロンドンの研究チーム、英政府が導入した封鎖措置が効果をあげており、発症ペースが鈍化している。

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豪中銀金融安定報告
①国内銀行は新型コロナウイルスの感染拡大を十分乗り切れるとの見通しを示す。
②家計の債務に脆弱性がみられるほか、不動産市場が低迷するリスクがある。
③銀行・企業・家計が景気低迷を乗り切る上で、最近の金融緩和と積極財政が助けになる。
④今後数カ月で、企業の倒産と返済の延滞が増える可能性が高い。
⑤不動産市場にも一定のリスクがあると指摘。新築住宅の需要が減り、住宅価格が急激に低下した場合、ネガティブエクイティ(債務超過)に陥るケースが増える
⑥経済面のショックのその後の回復軌道については、かなりの不透明感がある

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8:01    GBP 3月 RICS住宅価格指数=11.0%(予想10 前回29)

10:30    AUD 豪中銀四半期金融政策報告

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日銀経済報告(さくらレポート)
①全9地域の景気判断を引き下げた。
②新型コロナウイルス感染拡大の影響などで、全地域で「弱い動き」または「下押し圧力が強い状態」などと総括

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