2020/04/01

2020年4月1日(水)15:30時ごろの動き

2020年4月1日(水)15:30時ごろの動き

新年度入りの東京市場は、前日の米株安+弱すぎる日銀短観を受け日本株は大幅安で、新型コロナウイルスの感染拡大(米空母を含む)に米債利回りも低下。為替相場はUSD高+JPY高。

日銀短観の業況判断指数(DI)が-8と7年ぶりとなるマイナス。前日に続き中国財新製造業PMIは50.1と先月と様変わりの強い数字にもUSDCNYでドル買いが進む。

昨日、FRBの各国中銀への資金供給でUSD買いが落ち着いたかと思われたが、アジア市場での米株先物の下落もあり、リバランスの動きなのかは不明ながら、USDは全面高で、特にAUD+NZDに対して上昇幅を拡大させ、リスク回避に選好されたJPYはクロスで全面高となっている。

USDJPYは、新年度入りで政府は公式に否定するも、新型コロナウイスルの感染拡大に「緊急事態宣言を実施すべき」との声は消えず。日経平均株価は下落からスタートし、弱すぎる日銀短観にも107.26をボトムに下げ止まり感が見られ、一時107.94まで値を戻すも、前日NY市場での戻り高値に並び、108円の壁を超えられず。午後に入り日本株安+中国株安+米株先物の下げに107.30近くまで下落し再び反発するも、上値の重さは消えず。

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日銀短観
①コロナショックの衝撃に予想を上回る悪化で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が7年ぶりとなるマイナス、非製造業も+8と前回から12ポイントも悪化し、2013年3月調査(+6)以来の低水準。

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ロバートソンNZ財務相
①新型ウイルスによる経済への打撃は金融危機時より大きくなる
②財務省の失業率が金融危機下での最悪の水準(6.7%)よりも悪化する可能性が高い。初期試算では失業率は5.0~二桁、GDPは-10~-17%の下押し見通し。銀行の予測では失業率が30%に上昇もある。

豪中銀議事要旨
①済活動が「極めて大幅に縮小」する可能性を懸念。
②「流動的な状況」を踏まえれば新たな経済見通しを示すのは不可能とした上で、「豪経済活動は第1四半期と第2四半期に極めて大幅に縮小する見込みで、こうした状況はさらに長く続く可能性がある」とした。

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8:50    JPY 第1四半期 日銀短観:大企業製造業業況判断=前年比-8(予想10 前回0)、先行き=-11(予想-15 前回0)、大企業非製造業業況判断=8(予想2 前回20) 、先行き=-1(予想-1 前回18)、大企業全産業設備投資=1.8%(予想1.7% 前回6.8%)→ コロナショックの衝撃に予想を上回る悪化で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が7年ぶりとなるマイナス、非製造業も+8と前回から12ポイントも悪化し、2013年3月調査(+6)以来の低水準。

9:30    AUD 2月 住宅建設許可件数=前月比19.9%(予想3.0% 前回-15.3→-11.1%)、前年比-5.8%(予想 前回-11.3→-11.1%)→ 前月比は大幅に改善し、前年比もマイナス幅が大幅縮小

10:45    CNY 3月 財新製造業PMI=50.1(予想45.0 前回40.3)→ 前日の国家統計局の大幅改善に続き、予想外に大幅改善へ

15:00    GER 2月 小売売上高=前月比1.2%(予想0.1% 前回0.9→1.0%)、前年比6.4%(予想1.5% 前回1.8→2.1%)

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