2020/04/19

今週の主な材料(4月20~24日)

今週の主な材料(4月20~24日)

新型コロナウイルスの感染は収束するのか、それとも拡大するのか? 下落が止まらない原油価格は、今後どうなるのでしょうか?

欧州の一部の国や米国では感染拡大ペースが縮小し、ウイルスに効果のある薬の名前も複数公表されるなど、感染阻止に向けて期待が持てる反面、新興国では感染拡大が危惧されています。

23日にEU首脳はTV会議を開催します。24日にはS&Pが英国とイタリアのソブリン格付けを発表しますが、新型コロナウイルスの影響でどのような結果となるのでしょうか? また、25日には欧州委員会が経済予想値を発表しますが、予想外の結果となればEURやGBP相場にとって影響は避けられません。

今週は主要国でトルコ中銀を除き金融政策の発表の予定はありません。
22日はトルコ中銀が政策金利を0.5%引き下げ9.25%の予想が多く、3月19日の1.0%と大幅な引き下げに続けての利下げで、資本流出が拡大しておりTRYの弱気ムードが続いています。

21日には、豪中銀が政策金利を0.25%に据え置いた4月7日の議事要旨を公表します。声明で消費者物価が目標に向かうまで利上げをしないことを宣言していましたが、同日にはロウ豪中銀総裁の発言が予定されており、AUD相場にとっては目が離せません。

今週も景況感指数が多く発表されます。
21日のユーロ圏と独のZEW景況感調査は悪化が予想され、22日の4月ユーロ消費者信頼感指数の速報値も予想-20.0(前回-11.6)、23日の5月GfK消費者信頼感も予想-1.7(前回2.7)と落ち込みの拡大が予想されます。

定番のPMIは23日に速報値が発表となります。総合指数で前回確報値と今回の予想値を比較すると独35.0→28.8、ユーロ圏29.7→25.9、英36.0→31.0と景況感の悪化が目立っています。

24日にはIFO業況指数が発表されますが、総合指数、現況指数、期待指数とも大きな落ち込み予想されており、同日には米ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値があり、予想67.9(前回71.0)と落ち込みが予想されています。

今週は消費者物価指数の発表も多くあります。
20日には、NZが第1四半期のCPIを、22日に英国が3月のCPIと小売物価指数を、カナダが3月のCPIを、24日には日本が3月の全国CPIを発表します。

それ以外でも、20日のホールデンBOE理事チーフエコにミストと、ブロードベントBOE副総裁発言は、GBP相場への影響が気になります。21日の英雇用統計があり、失業率は横ばいながら、平均賃金の低下が予想されています。

その他を含め別表をご覧ください。

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