2020/04/21

2020年4月21日(火)20:45時ごろの動き

2020年4月21日(火)20:45時ごろの動き

波乱の原油価格とキム・ジョンウンの重病説が、新型コロナウイルスの感染拡大の中、新たなリスクオフの材料として懸念が強まっている。

原油価格(WTI)の5月物は-5.78ドル、6月物は16.26と弱さが目立っている。欧州株は大幅安で英FTSE100は-2.0%近く、独DAXも-2.9%近くの下落へ。米10年債利回りも軟調で一時0.57%近くまで下落。

為替相場は、新たなリスク要因の登場に、それでなくても主要国や新興国からのドル需要が強い中で、ドルへのシフトが強まっており、合わせて安全資産のJPYも買いが先行している。

USDJPYは、アジア市場の仲値近くにつけた107.79をピークに、新型コロナウイルスの感染が新興国で広まり、株安+債券利回り低下、米国市場の序盤には107.28まで下落しようやく下げ止まる。

一方、EURUSDは1.0870をピークに1.0820まで続落するも、ユーロ圏と独ZEW景況感は予想外に強く、他の主要通貨と比較すると下げ幅は少ない。23日のEU首脳会議で新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化の対策として共同債発行ができるのか?

GBPUSDは1.2440をピークに、雇用統計も弱く、1.2290台まで下落と下げ幅を拡大している。

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G7の中銀、3月に約150兆円相当の金融資産を購入(ブルームバーグ)、G7の中銀は3月に1.4兆ドル(約150兆円)相当の金融資産を購入。ブルームバーグ・エコノミクスの分析によれば、これは09年4月に記録したこれまでの最高のほぼ5倍。またモルガン・スタンレーは、FRBとECB、BOJ、BOEのバランスシートは新型コロナ危機が過ぎるまでに合わせて6.8兆ドル拡大すると試算している。FRBは4月15日までの1週間に1日約410億ドル(約4兆4000億円)のペースでバランスシートを膨らませた。

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15:00    GBP 3月 雇用統計:失業率=3.5%(予想 前回3.5%)、失業保険者数増減=12,200人(予想172,500人 前回17,300→5,900人)、雇用者数変化(3か月/3か月)=172,000人(予想100,000人  前回18,400人)、 ILO失業率3か月比=4.0%(予想3.9% 前回3.9%)、ボーナスを含む平均賃金=3か月/前年比2.8%(予想3.0% 前回3.1%)、除くボーナス平均値=3か月/前年比2.8%(予想3.0% 前回3.1%)→ 失業保険申請件数がまとめられたのは3月12日で、ジョンソン英首相が全国的なロックダウンを指示する2週間ほど前だった。

18:00    EUR 4月 ZEW景況感調査=25.2(予想 前回-49.5)、

18:00    GER 4月 ZEW景況感調査:期待指数=28.2(予想-42.0 前回-49.5)、現況指数=-91.5(予想-75.0 前回-43.1)

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