2020/04/14

2020/04/14 13日海外市場の動き (午前5時半ごろ)

2020/04/14  13日海外市場の動き (午前5時半ごろ)

イースターマンデーで欧州の主要市場が休場のなかで始まった、3連休明けの米国市場は重要な材料はみあたらないが、株安とドル売り傾向が目立っている。

為替相場はJPY+GBP+AUDがドルに対して小幅ながら上昇が目立し、NYダウは下げ幅を縮めるも弱く-328.60(-1.39%)で終了(Nasdaqは終盤にかけ上昇)、米10年債利回りは0.767%と小幅上昇、原油価格(WTI)は、OPECプラスでさらなる減産合意の期待を残しながらも、一時24.74ドルの上昇から22.40ドル(先週末22.76ドル)と結局は前日から大きな変化は見られず。

イースター明けの為替相場は、米国市場でUSDJPYはアジア市場の高値108.53から米国市場にはいっても株安=JPY買いに一時107.50まで下落。NYダウやS&P500 が下げ幅を縮め、Nasdaqがプラスへと変化すると、107.75まで値を戻し、クロスでも円高の伸びは減少するも、107.50がボトムなのか? 試してみたくなる。

EURUSDは、イースターマンデーで欧州市場が休みの中で、デギンドスECB副総裁は「欧州は世界の他地域よりも深刻なリセッションに見舞われる可能性が高い」との発言もあり、欧州市場序盤の1.0968の高値から米国市場では一時1.0893まで下落し、戻りも1.0924と限定的。

AUDUSDは、アジア市場の0.6326をボトムにし、大枠0.6630~60の狭いレンジから、米国市場は前日の高値を上回り、一時0.6409まで続伸しようやく上げ止まり0.6380台で推移。4月6日から6日間続く上昇に強さが目立つ動きへ。

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NY連銀、週次の経済活動インデックスは、-3.23→-8.89%と下落幅が拡大。
クラリダFRB副議長は、段の措置を実施する余地があることを踏まえると、新型ウイルス感染拡大で米経済がデフレに陥ることはない。いかなる利上げも「かなり先の話になる」
ゴールドマンのストラテジストは13日のリポートで、米国で経済活動再開後に感染急増の第2波が起こらなければ、株式相場が安値を更新する可能性は低い

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クオモNY州知事は、同州で新型コロナウイルス感染症による1日の死者数が1週間ぶりの低水準で、入院者の増加ペースが横ばいとなる中、NY州での新型コロナウイルス感染が「最悪期を脱しつつある」と表明した。
米疾病対策センター(CDC)は、13日の12時点の国内の新型コロナウイルス感染者数は55万4849人、感染による死者数は2万1942人だった
イタリアの感染者は前日4092→3153人へ減少、死者数は431→566人へ増加。
インドとパキスタンは、経済への影響緩和に向け新型コロナウイルス感染拡大抑制策を一部解除する方針を発表

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英タイムズ紙、スナク英財務相は他の閣僚に対し、第2四半期GDPは25~30%のマイナス成長になるとの認識を
英財務省は、公共サービスへの緊急資金援助が累計で140億ポンド(170億ドル)に達したとの声明を発表した。ロックダウン前に公表された年度予算では50億ポンドだった。
デギンドスECB副総裁は、欧州は世界の他地域よりも深刻なリセッションに見舞われる可能性が高く、ユーロ圏では、何らかの成長の兆し第3四半期に見られ始めるというのが最も可能性の高いシナリオだが、景気回復を示す適切な兆候は来年まで見られないかもしれない。いずれにせよ、2020年の後退分すべてを2021年で埋め合わせることはできない

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ソフトバンクグループ(13日)、市場環境の悪化に7500億円の最終赤字(2020年前期(3月期))、10兆円規模のファンド「ビジョン・ファンド」の投資損失が1.8兆円となり、の営業損益は1.35兆円に達する見通しを明らかにした

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ロシア高官は、合意した減産が価格の下限形成につながり、米国で数百万人規模の雇用救済に役立つ
サウジ・エネルギー相は、OPECプラスの協調減産と他のG20加盟国による減産、戦略備蓄の積み増し増で、世界の減産規模は実質的に日量1950万バレルに達する。
トランプ米大統領は、OPECプラスは日量2000万バレルの協調減産を目指している。
サウジは、アジア向けの原油価格を引き下げる一方で、米国向けを引き上げた。欧州向けは横ばいへ。
ロシア・エネルギー相は、ロシア、サウジアラビア、米国を含む主要産油国の合計の減産幅は5~6月は日量1500万~2000万バレルに達する可能性がある

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UBSは、メキシコ経済成長率は、2020年-7.6%と予想予想。

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