2020/04/18

最近のIMMポジションから(4月18日)

最近のIMMポジションから(4月18日)

集計日が4月14日の7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)の投機的なポジションの合計は、ネットで前週の+36,847→+43,257とロングが6,410コントラクトと小幅ですが増加しています。

ネットポジションを比較すると前週と変わらず、円、ユーロ、ポンド、スイスはロングで、リスクと資源関通貨が弱いカナダドル、豪ドル、NZドルがショートと、引き続きリスク回避の流れとなっています。

ユーロが前週比で+6,993コントラクトの増加となった以外は大きな変化は見られず、新型コロナウイルスの感染拡大による相場変動は落ち着きを取り戻しています。ネットポジションが、ショートからロングに転換して5週目となりますが、ポジションは少額で、今後の動きに自信が持てない状態と言ってもいいでしょう。

円のネットポジションは、22,410→22,643とロングで、前週比で233コントラクトと少額ですが、3月10日の週以降は6週続けてロングを維持しています。もちろんポジション弱い変化をみればニュートラルに近いのではと思われます。

ユーロのネットポジションは、79,624→86,617とロングで、増加幅は限定され前週比でロングが6,993コントラクト増加しています。

ポンドのネットポジションは、3,693→3,232とロングで、12月24日の週にロングに変化してから17週経過していますが、3月3日をピークに減少し、直近の3週間では月平均3,973の減少幅で推移しています。

カナダドルのネットポジションは-24,433→-23,760とショートで、3月10日にショートに転じてから6週間となりますが、ネットポジションは前週比で小幅な変化にとどまっています。

豪ドルのネットポジションは-3,734→-156とショートで、2018年4月3日にショートに転じてから107週となりますが、ポジションの変化に乏しく、小幅なショートポジションを維持しています。

詳しくは別表をご覧ください。

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