2020/04/22

2020年4月22日(水)昨日21日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2020年4月22日(水)昨日21日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

金正恩氏の病状は不明で原油価格の下落は止まらず。今日も、株売り、債券買い、ドル買いとリスク回避の流れが続く。

為替相場はドル需要の増加や安全資産のドル買いの流れは変わらず、リスク回避通貨のJPYも限定的で動けず、EURはEU首脳会とECB期待にドル高の流れでも前日とほぼ変わらず。

欧米の国債利回りは低下し、米5年債利回りは0.33%台と過去最低に低下、米10年債利回りは0.566%に軟化。原油価格(WTI)の6月物は一時11ドル台までの下落から13.12ドルと弱さは変わらず。

ストックス欧州600指数は-3.4%と欧州株は1か月ぶりの下落幅で、欧州債市場では周辺国債が下落(利回り上昇)。米株も値を下げ、ダウは-2.67%(-631.56)と何とか23000ドル台を維持している。

USDJPYは、金正恩氏が危険な状態との報道や日本株安でリスク回避の流れに一時107.28まで下落するも数日来の107.30をボトムとする流れは変わらず、下値トライ失敗。米国市場の序盤では逆に107.80台まで値を戻すも弱い米株に107.50台一時下落。ただ、円高は限定的で107.89まで再上昇。結局のところ前日のCOPY相場に近く動きへ。

EURUSDは、ドル高の流れの中で健闘。一部の国でロックダウンの解除が期待されオーストリアは5月15日からレストラン・バーで営業が再開されるとある。ECB電話会議や23日のEU首脳会議期待もあり、1.0817~1.0880のレンジで、他の主要通貨でドル高が進む中でクロスではEUR高の動きとなっている。

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米最大の原油ETFが新規発行を停止、原油価格崩壊の直撃受ける。米最大の原油価格連動型ETF「USオイルファンド(USO)」は、受益権の新規発行停止を余儀なくされたと明らかにした。

ホワイトハウスと米議会指導部は、5000億ドル規模の追加コロナウイルス対策で合意、今回で第4弾。共和党筋によると、経済対策の内訳は、中小企業向け融資プログラムに3210億ドル、中小企業向け緊急災害融資プログラムに600億ドル、病院向けに750億ドル、全国的な新型コロナ検査に250億ドルなどとなっている。

ハセット米経済諮問委員会(CEA)委員長は、第2四半期のGDP減少は過去最悪となる恐れがあり、原油先物の暴落は新型コロナウイルス感染拡大に関連する「極めて短期的なもの」との見方。

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ECBは、電話会議で理事会を開催し、担保ルールの改訂を協議する

クノット・オランダ中銀総裁は、世界がどうなっていくか分からない限り、何事をも明確には排除できない、明らかにまだ危機を脱してはいないのだから、ECBは責務を達成するため必要な行動を起こす用意がある

オーストリアのクルツ首相は、レストランやバーなどの営業再開を5月15日から認めると発表した。

ユーロ圏財務相会合のセンテノ議長は、新型コロナウイルスへの対応が適切でない場合、欧州連合(EU)経済やユーロおよび単一市場は分断される恐れがあるとして警戒感を示した。
イタリアのコンテ首相は、新型コロナで最低500億ユーロの追加経済対策を策定

イタリア政府は、政府債務の対GDP比が今年155~159%に急上昇する

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香港当局、米ドル・ペッグ防衛で 215億円相当の香港ドル売り介入(ブルームバーグ)

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世界最大の石油タンク運営会社、スペースほぼ完売-先物急落の要因に(ブルームバーグ)

OPECの一部加盟国らが21日に電話会議を開催し、5月以降に予定している減産の前倒しについて話し合った。アルジェリアやナイジェリア、ベネズエラ、イラクのほか、カザフスタン、アゼルバイジャンなど加盟国以外の国々が参加。具体的な結論には至らなかったもようだ。サウジアラビアやクウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、ロシアは会議に参加しなかったという。

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韓国政府当局者2人は、金氏が手術を受けたかどうかに踏み込まず、CNNの報道は否定した。青瓦台(韓国大統領府)は、北朝鮮について異常な動きは察知されていないと表明

韓国の北朝鮮専門ニュースサイト「デイリーNK」は、北朝鮮内の関係筋の話として、金委員長が今月12日に心血管系の手術を受け、現在も療養中だと伝えた

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