2020年4月7日（火）昨日6日、海外市場の動き（午前5時半ごろ）
フランス、スペイン、イタリア、英国、NY州での新型コロナウイルスの感染拡大の歯止め期待に、米株大幅高、米債利回り上昇し、為替相場はリスクオンの動きに。
為替相場はリスク回避の巻き戻しにAUD＋NZD＋CADの上昇が目立ち、逆にJPY＋CHFは弱く、ジョンソン英首相の容体が悪化し集中治療室に搬送との報道に終盤にかけGBP売りが強まる。原油価格は、サウジ・ロシアの減産合意を期待しながらもWTIは伸び悩み、CADドルの上昇を抑制。
安部井首相は、今日の午後7時に都市部に対して緊急事態宣言を発表し、午前零時に発令し1か月継続する見通と、事業規模約108兆円の緊急経済対策も。
GBPUSDは、アジア市場の1.2210をボトムに、ドル売りの流れの中で欧州市場は1.2327まで上昇。オプションカットで一時1.2250まで値を下げるも、米国市場では1.2320まで値を戻すが、ジョンソン英首相が集中治療室に搬送との報道に1.2210台まで下落と、アジア市場の安値水準まで一時逆戻りし、1.2240近辺で推移。
USDJPYは、早朝の108.30台をボトムに、日経平均株価の急伸にJPY売りが強まり、109.09まで上昇。緊急事態宣言や大規模緊急経済対策の観測や報道が飛び交う中、欧州市場に入ると109.38まで続伸してようやく上げ止まり、108.84まで一時下落。米国市場では、ドル売りが加速する中で、クロスでのJPY売りもあり大枠108.90～20のレンジで推移。
AUDUSDは、豪中銀は7日に金利の据え置きが予想される中で、豪金融市場の安定性を評価したのか、早朝の0.5991をボトムに0.6050まで急伸。TD証券インフレ指数が前年比1.5％（前回1.6％）と小幅な低下にとどまる。欧州市場では前日の高値を上抜け0.6080台まで上昇、米国市場では0.6106をピークにようやく上昇が止まり0.6080台で推移。
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パウエルFRB議長
①9日の午前10時（日本時間午後11時）からウェブ配信で経済状況について説明を行う。
カドローNEC委員長
①新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響に対処する米国債発行の可能性を討議
NY連銀調査（ロイター）
①新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済的影響により、米消費者が失業を警戒し、支出削減を見込んでいるほか、支払い能力に関する悲観的な見方が高まっている
② 今後１年間で失業するリスクがあるという見方は、2月から約5％ポイント上昇し18.5％と過去最高を記録。教育水準に限らず「広範囲にわたって」上昇したが、特に大卒者の失業リスクに対する見方が最も上昇した。
ダイモン・JPモルガンCEO
①ひどいリセッショが起きることを予測しながらも、そうした危機には対応でき、たとえ4-6月期に米国のGDPが35％縮小し年末まで改善がなくても、JPモルガンは顧客への融資を拡大できるとした。こうした状況にならなければ配当削減は検討しない。
JPモルガン
①米国株は過去のリセッションで盾となってきたが、今回はその防御を期待できない可能性がある。相場が底をつけたと考えるのも誤りだという。
②Ｖ字回復ではなく漸進的なペースでしか底を脱しないだろう
ムーディーズ
①2020年の米GDPは約２％のマイナス成長を予想。第1四半期は小幅な縮小、第2四半期は急激な落ち込み、年後半は持ち直しに転じる。
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ジョンソン英首相
①集中治療室に搬送
英第2四半期GDP見通し
①前期比－13％、2020年－6.5％。
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新型コロナウイスル感染に関して
①英国、死亡の増加は続くも、4日に708人から2日連続で鈍化。
②クオモNY州知事は5日の記者会見で、1日当たりの死者数は初めて前日より減った。
③ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部メンバーは、入院や集中治療室（ICU）、そして残念ながら死者数でもピークとなる週を迎えるだろう。
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米当局筋
①G20エネルギー関連閣僚が原油安に関する協議のため今週にも緊急会合開催へ
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安部井首相
①今日の午後7時に都市部に対して緊急事態宣言を発表し、午前零時に発令し1か月継続する見通と、②事業規模約108兆円の緊急経済対策も。
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