2020/04/20

2020年4月20日(月)21:45時ごろの動き

2020年4月20日(月)21:45時ごろの動き

欧州株安と米株先物も下落、原油価格は続落、為替相場はCAD+GBPは弱く、NZDは強く、EURはニュートラル。

ユーロストック50は-35.70(-1.24%)下落、英FTSE100 -0.77%、独DAX-1.25%と弱く、ダウ先物も-2.0%と下落している。原油価格(WTI)はと安値を更新し一時11.04ドルまで下落し11.60台で推移。

EURUSDは、イタリア紙は23日のEU首脳会議で最低1兆ユーロ(約117兆円)を市場で調達する計画を検討するとあり、スペイン紙は最大1.5超ユーロの欧州救済基金を6月1日から稼働する案をEU首脳会議で話し合うとある。EURUSDは1.0841をボトムに一時1.0897まで上昇すると続かず1.0860台で推移。独連銀の月報では、独は厳しいリセッション局面にあるという。

USDCADは、原油価格の続落にCAD売りの流れは変わらず。原油価格(WTI)が一時11.04ドルまで続落したこともあり、USDCADに一時1.4130台まで上昇と弱さが目立つ。

USDNZDは、NZのCPIが予想より強く、アーダーン・NZ首相はロックダウンを1週間延長した後は規制を緩和すると発表したことを好感し、NZDUSDは0.6009をボトムに0.6078まで一時上昇するも続かず、0.6040まで値を下げてういるが前日比では強さが目立っている。

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ブルームバーグがIMFのデータを基に算出、2020年は経済への壊滅的打撃を免れる国はほとんどないが、世界経済のマイナス成長に米国ほど大きな影響を与える国はない。21年の世界経済は一転して1980年からのIMF統計で最も高成長となる見通しで、GDP成長は①中国→29.2%、②米国31.1→12.8%で、③インド→10%、④インドネシア→3.6%、⑤ドイツ7.7%→2.8%と続き、⑥日本7.1%→2.5%、⑦⑧英国5.1→1.7%、フランス5.5→1.7%  https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-20/Q92NGMDWLU7E01?srnd=cojp-v2

スペイン紙パイスは、スペイン政府は最大1.5兆ユーロ規模の欧州救済基金を6月1日から稼働させる提案を首脳会議で行う方針

イタリア紙レプブリカ紙は、欧州委員会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が最も深刻な国々を支援するため、欧州債を発行し、最低1兆ユーロ(約117兆円)を市場で調達する計画を準備している。フォンデアライエン欧州委員長とミシェルEU大統領の共同案では、助成金の支給、あるいは長期の低利融資を通じて対象国に資金を供与する。テレビ会議形式で開く23日のEU首脳会議で検討される見通しだ。

独連銀月報は、国内経済は厳しいリセッション局面にあり、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するためのさまざまな制限措置が長期間にわたって続く可能性があることから、急速に回復する可能性は低いとの見通しを示した。原油価格の下落が急速に顧客に波及し、インフレ率は今後数カ月間に急速に低下する公算が大きい。

英小売協会(BRC)は英国で3月23日にロックダウン(都市封鎖)措置が導入されて以降、小売店の客足が83%減少、住宅販売も機能不全状態。

アーダーン・NZ首相は、ロックダウンを1週間延長し、その後制限を緩和すると発表した。→ NZD買いへと動く

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