2020/04/11

2020年4月11日(土)昨日10日、海外市場の動き



2020年4月11日(土)昨日10日、海外市場の動き

グッドフライデーで欧米の主要市場はクローズし、債券・株式市場が不在の中で、北米時間では大きな材料は見られず為替相場も超閑散。

新型コロナウイルスの感染では、東京都の感染者数は増加傾向が続く中、WHOは日本に感染経路が不明な患者の増加を危惧。

一方、感染者数の絶対値は大きいが、日々の感染者数が減少傾向にあるイタリアとスペイン。スペインはロックダウンの制限措置の一部を早期に解除する動きも。NY州では死者数が増加傾向にあるも、トランプ大統領は感染者数がピークに近いとし行動制限の緩和の可能性で具体策を議論するという。

19日の欧州では難航の末、ユーロ圏財務相会合は、5400億ユーロ(64兆円)の対策で合意し次週の首脳会議で承認される見込みとなっている。

肝心の為替相場は、グッドフライデーで株・債券市場が不在のため動きは見られず、重要なニュースや材料は見らたらない。欧米の時間帯では大枠、USDJPY108.35~50のレンジ、EURUSD1.0930~50のレンジ、GBPUSD1.2460~85のレンジ、AUDUSD0.6340 ~50のレンジ、USDCAD1.3950~80のレンジと各々狭いレンジにとどまり、イースター明け後の来週の相場展開の変化に期待したい。

10日のアジア市場で発表の中国CPIは前年比4.3%(予想4.8% 前回5.2%)と昨年10月来の低い伸び率。米CPIは前年比1.5% (予想1.6% 前回2.3%)と弱く、ブルームバーグ・エコノミスト調査では米第2四半期GDP-25%と予想されるなど大幅な落ち込みが予想されている。

G20エネルギー相会合では、日量500万バレルの減産で合意すると期待されていたが、共同声明の草案は具体的な削減規模に触れずに終わった。前日のOPECプラスでは1000万バレルの減産で大筋合意するも、メキシコが減産に同意するのがカギとあった。とにかく、メキシコをサウジや米国が説得しているとのこと。

※※※※※※※※※※※※※※※※