2020/12/10

2020年12月10日(木)昨日9日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年12月10日(木)昨日9日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


EU予算と復興基金案はポーランド、ハンガリーがドイツとで合意とあるが詳細は不明。ブレグジット交渉は英EU首脳会談の結果待ちながら期待薄。今日のECB理事会は金利を動かさずTLTROの増額と期間延長(または、PEPPを含む)を期待。米追加景気対策は財務長官が9160億ドルを提案するも民主党は後ろ向き。米ファイザーのワクチンは英国でアレルギー反応も。米当局は反トラスト法違反でFacebook提訴へ。


為替相場は、欧州市場のドル売りから米国市場では米株安+米金利が上昇する中で総じてドル買いへと変化。米国市場のドル全面高の中でも前日比に限定すると、AUD&GBPも上昇と、EURの下落が目立ち、JPYも弱い。また、カナダ中銀は予想通り金融政策を据え置いが、将来に向けた強気な姿勢は見られずCAD売りへと変化。


米株は、米国の反トラスト法違反でfacebookを訴え、JPMorgan Chase&Coは、電気自動車メーカーは大幅に過大評価とし、Zoom Video Communications Incを格下げもあり下落。特にNasdaqは2%超の下落と、今年10月以来で最大の下げ幅に。米債利回りは強く10年債は0.944%(+0.026)へ、原油価格は44.95~46.24のレンジで上下変動しながらも45ドル台半ばで推移。


USDJPYは、104.00の壁を割り込めず、米国市場に入るとドル全面安の中、米債利回りの上昇なのか、円ロングの切りなのか一時104.40まで上昇。円売りの続かず結局は104.20近辺での推移で、104.00~40のレンジ相場を継続中。


EURUSDは、アジア市場の1.2147を高値に、欧州、米国市場と続落し一時1.2059まで下落し、ECB理事会を前にして弱さが目立っており、このままいけば4日連続の下落と、調整局面が強まっている。