2020/12/03

2020年12月3日(木)昨日2日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


米景気刺激策期待に米金利上昇、英国はコロナワクチンを承認、弱いADP雇用統計=米追加緩和期待、米株は何とかプラス圏へ。為替相場は弱い米ADPもあり米国市場に入りドル売りが再開するも、英EU離脱交渉は混迷しGBPは弱い。


米株は弱いADP雇用統計に下落からスタートするも終盤にかけて何とか持ち直し、米債利回りも上昇し10年債は一時0.964%へ上昇。原油価格も一時45.92ドルまで上昇。


為替相場は欧州市場のドル買いから、米国市場はドル売りが再開し一時、EURUSDは1.21台へ、AUDUSDも0.74の大台へと上昇するも、GBPとNZDは強さが見られず。GBPUSDは、EU離脱協議の合意ができず一時、1.3280台まで下落し。EURGBPは0.9080台まで上昇している。


米コロナ追加対策は、ムニューシン米財務長官がトランプ氏はマコネル氏の新型コロナ経済対策法案に署名すると表明、米民主党指導部は交渉のたたき台として超党派案を支持。


ADP雇用統計は、前月比30.7万人(予想43万人 前回36.5→40.4万人)→ 予想外に減少し一時米株安の要因へ。


GBPUSDは、EUのバルニエ首席交渉官から「成否はまだわからない」との報道にGBPは弱く、ドル安の流れにも強さが見られず。欧州序盤の1.3440台をトップに一時1.3280台まで下落し、1.3360台まで値を戻すも、クロスでもGBP安水準で推移。英政府はファイザーの新型コロナワクチンを世界初で承認し来週から接種が始まる見通しの朗報にも積極的にGBPを買う動きも見られず。


さて、USDJPYは、欧州市場の104.75をトップに弱い米ADP雇用統計もあり、104.42まで下落するもそれまでで、104.50近辺で推移。クロスでのGBPJPYの下落を除き、JPY売り圧力が続いている。時間足では上昇トレンドにあり、日足ではダウントレンドが続き、104.25と105.28が大きなポイントに。