2020/12/08

2020年12月8日(火)16:30時頃の動き

 2020年12月8日(火)16:30時頃の動き


英国合意なきEU離脱のリスク拡大の中でタイムリミット・ギリギリ英EU離脱協議。英EU首脳の対面直接会談の結果待ち。


米国では感染の拡大が広まる中、コロナワクチン接種の開始を前に期待感は残るが、追加経済対策は本決まりできず。豪議会は中国の一対一路を念頭にした外国と州政府が結んだ取り決めを拒否あるいは取り消す新たな権限をモリソン政権に付与。米豪経済対立のリスクが心配。


そんな中で、日本のGDP第2次速報値は予想外に伸び、追加の経済対策が発表となるも相場への影響は見られず。一方、豪州ではANZビジネス信頼感は強く、NAB企業景況感と信頼感は予想外に改善し、じゃ間ながらAUD買いの材料となっている。


原油価格は45.20台まで低下、日経平均株価は強いGDPにも前日比で高値を更新できず-0.3%の下落、上海総合も-0.19%と小幅低下へ。ダウ先物も-0.3%台の低下へ。


為替相場は、全体的にドルの流れが弱まっており気になる。相変わらず変動の激しいGBPの取引が相場の主役となっており、とくにアジアではGBPJPYの取引が拡大しており、結果としてUSDJPY相場にも影響を与えているが、今日はボリュームが出ている割に動きは緩慢。


USDJPYは103.95~15の20ポイントのレンジで、強いGDPや追加経済対策も相場は反応できず。EURUSDも1.2104~23とほぼ動かず。注目のGBPUSDもEU英首脳会談の結果待ちなのか、1.3343~75の狭いレンジで動けず。AUDUDは、米中対立のリスクと強い経済指標の綱引きで0.7410~30のレンジながら、上値の重い展開となっている。