2020/12/16

2020年12月16日(水)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年12月16日(水)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


為替相場はドル全面安で円も上昇へ。米株は上昇し、債券も買われ(利回り上昇)、原油価格も強い。


◎16日のFOMC結果待ち、基本変わらず新たなガイダンスの示唆を予想。

◎欧州医薬品庁(EMA)はコロナワクチンの年内承認の可能性強まる。

◎ジョンソン首相は英EU貿易協定なしの離脱可能を示唆するも、何らかの合意に至る期待感が続く。

◎米超党派グループによる追加経済対策案も難航、ただし、年内の合意期待は強い。


欧州に続き米株も強くダウを含め1%近く上昇へ。米債利回りは上昇し10年債は0.912%(+0.017)へ、原油価格も強く47.61ドル(+0.62ドル)へ上昇。


為替相場は、ドル全面安。

GBPUSDは、弱いCPIにも売りは見られず、要人による貿易協議の行方に関する発言に上下変動しながらも、英EU貿易協議の合意期待に強い。欧州序盤の1.3280→1.3400に上昇後は伸び悩むも、米国市場に入り12月4日の高値水準で壁となっている1.3450近くまで再上昇し、高値圏で推移、GBPJPYを含めクロスでも強さが目立っている。貿易協議はクリスマスを控え今週が事実上のタイムリミットで山場に。


EURUSDは、1.2160台→1.2120台→1.2170近くへと上下変動し、結局は水準的には高値圏を維持するも伸び悩み、EURAUD、EURGBP、EURCHFと強さは見られず。EURGBPは0.9040台と、12月14日のボトムで、12月10日以来のボトム圏にあり、この水準で下げ止まることができれば再び上昇に転じる可能性が高い。年内のワクチン接収の期待感は強まる。


USDJPYの高値は104.13と、引き続き90、200時間MA104.00~10近くを意識しながら103.60台まで下落。14日のボトム103.51を意識しながら、クロスでは円売りの流れは弱まる。FOMCは期待しているガイダンスの内容如何で相場が動く可能性が高い。現時点では市場のセンチメントとテクニカル以外は何をもってJPY相場を動かしているのかやや不明ながら、円高の流れは変わらず。