2020/12/15

2020年12月15日(火)昨日14日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年12月15日(火)昨日14日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


為替相場は、英EU貿易交渉の合意期待がにわかに広まり、GBPUSDの上昇がリードするドル売りから、急変の要因は確認できないが、ドル売りをリードしたGBPの上昇も収まり、フィキシングの午前零時ごろには米債利回りが上昇から下落のタイミングでドル買い戻しへと変化。


Nasdaqは製薬会社が主導し1%近くの上昇を維持するも、ダウは280ドル近くの上昇からスタートするも、前日比でマイナス圏へ低下。米10年債利回りは一時0.936%まで上昇するも0.889%まで下落し0.9%前後で推移。原油価格はOPECが21年の需要見通しを引き下げ47.44ドルの高値から一時45.69ドルまで下落するも、ジッダ石油タンカーが爆発物を積んだタンカーの攻撃が関係あるのか不明ながら46.90台へ値を戻す。


◎英EU貿易交渉の合意期待感

◎コロナ感染拡大の悲観感とワクチン接種開始への期待

◎米追加経済対策への期待感

◎OPEC、需要予測を下方修正へ

◎FOMC(16日)、新ガイダンスの可能性が残る。


GBPUSDは、EUのバルニエ主席交渉官は「今週、漁業権で妥協可能」、「貿易協定の締結は依然として可能」との報道もあり、欧州市場では一時1.3445まで上昇。ただし、デービス英首相報道官から「合意なしの可能性もありうる」との発言や、ハンコック英保健相からコロナ感染拡大にロンドンは最も厳格な制限段階に移行するとの発表もあり、1.3400割れまで低下。いずれにしても今週中に何らかの結論がでそうなムード。


USDJPYは、欧州市場で103.80を割り込み一時103.52までの急落から、他の主要国と同じく午前零時のタイミングで104.10まで急伸と、元の水準近くで、90時間、200時間MAの104.10台で上げ止まっている。何度も103円台を試しながらも失敗し潜在的な円売りが控えていることを確認したが、引き続き短期ではこの水準が重要なポイントで、引き続き105.10台を上抜けするまではダウンサイドリスクは消えず。