2020/12/09

2020年12月9日(水)昨日8日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年12月9日(水)昨日8日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


英国は切望のコロナワクチンの接種を開始。米国はコロナ感染拡大止まらず、ワクチン接種を期待するのみ。英EU通商協議の決着は? 米追加経済対策と包括的歳出法案は? ECBの追加緩和は? 


これらを受けた為替相場は、動きは予想外に緩慢ながらドル売り圧力は弱まっている。ブレグジット交渉はタイムリミットギリギリで報道により1.3290~1.3393と約100ポイントのレンジで上下変動しながらも、小幅な下落にとど待っているのが目立っているだけ。ただし、最近はポイント安をヘッジする動きが指摘されている。


欧米市場だけを見ると、EURUSDは1.2100~33の狭いレンジながら、市場センチメントはEUR売り派がやや拡大。USDJPYは、103.97~21で、90時間MA104.06、200時間MA104.18を付かず離れず。AUDUSDも0.7400~35のレンジで3日連続して陰線引けになりそうで上値が重くなっており、豪中の対立も気になる。


また、米株はマイナスからスタートする結果は続伸し、S&Pは初めて3,700ドルを超える。米債利回りは低下し10年債は高値0.941→0.903%へ低下し0.919%(-0.006)近くで推移。原油価格は45.68ドル(-0.08ドル)と小幅低下。


英EU通商協議は、英国とアイルランドは英領北アイルランドの国境管理についてEUと合意。タイムリミットの9日(10~11日のEU首脳会議)を前にしてかすかな期待感を残し、9日のEU英首脳会議にかすかな望みをつなぐ。


米国ではコロナ感染の拡大続く中で、追加経済対策(0.908兆ドル)と包括的歳出法案(1.4兆ドル)は共に協議が難航。暫定予算は期限の11日から1週間延長する方針で調整中。ただし、追加経済対策はやや楽観的。