2020/12/29

2020年12月29日(火)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年12月29日(火)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


英国はボクシングデーで休日の週明け月曜日。為替相場は薄商いの中、主要通貨でUSDは小幅高で(除くEUR、CHF)、GBPの弱さが目立ち、総じて、JPY売り+CHF買い(CHFJPY上昇)、GBP売り+EUR買い(EURGBP上昇)。マイナー通貨ではTRYの上昇が目立ち、TRYJPYは11月19日の高値を上回り一時14.00の大台へ。


市場の懸念材料となっていた、米2.3兆ドルの新型コロナ救済と政府の資金調達パッケージをトランプ氏は承認、英EUは離脱後のEPAで合意に達成している。また、変異種のコロナ脅威が広まる中でワクチンの効果期待も強く、先行きでは景気回復期待も目立つ。


結果、米株(ダウ、S&P、Nasdaq)、独DAXは史上最高値を更新。ビットコインは27日の最高値28,395ドルからやや軟化するも高値圏を維持、米10年債利回りは一時0.964%まで上昇後に軟化し0.93%近くで推移と上昇を維持できず。


トランプ氏は給付金600→2,000ドルへ引き上げる法案を採決するも、上下両院で通過する可能性は低く、拘束力もなくテーマにならず。


USDJPYは、トランプ氏が2.3兆ドルの資金調達パッケージを急転直下承認し株高=リスク選好となるも、上値は103.60台が限度。欧州序盤に一時103.40まで下落から、米金利の上昇もあり103.70台まで上昇し、米国市場に入りフィキシング・タイムには103.90まで続伸と、104.00の大台までと届かないが、大枠103.80~90の狭いレンジで推移し高値圏で14日以降の高値圏近くで推移しており、104.00円超えで終えることができるか注目。クロスではGBPJPYは弱く、EURJPYは強い。