2020/12/30

 2020年12月30日(水)昨日29日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


先の英EU離脱後のEPAで何とか合意と、トランプ氏が署名した経済対策法案。そして、米国ではトランプ氏が支持し下院が可決した2000ドルの個人給付法案を可能性は疑問ながらバイデン氏が支持する中、反対が多い上院が審議へ。FRBは中小企業支援策のメインストリート融資プログラム(MSLP)の失効日を12月31日から1月8日に延期と、年末ぎりぎりで大きな事案が多数。そして、1月5日にジョージア州で、連邦議会上院の2議席をめぐる決選投票も気になる。


相場全体では、今日は株価な軟調ながら、クリスマス休暇も終わり年末・年始を控えても急落もなく株価は順調で、米10年債利回りも上昇するとの予想もある中で1.0%の壁を超えることはできない。


米株は小幅安で、ダウ・S&P・Nasdaq共に-0.2~0.4%近く低下。米債利回りは小幅上昇するも高値からは軟化し、10年債利回りは一時0.953%まで上昇後、0.933%近くまで低下。原油価格は48ドル(+0.38ドル)と小幅上昇にとどまる。


為替相場も、ドルが反転し上昇する期待感と下落予想とが混在するも、株と債券相場に連動する動きがなければ、単独で為替相場の方向性は定まらず。結局は、USDJPYは、強い日本株に103.80台を高値に米国では103.46まで一時下落し103.50台で推移と、混迷相場が続きクロスでも円安傾向が続く中でも、103円台で推移と年末・年始の円高期待を維持している。


GBPUSDは、欧米市場では大枠1.3470~50のレンジ相場で、ブレグジット交渉で混乱し方向が定まらない際と同じくレンジ相場入りで、英経済の混迷、変異種を含むコロナウイルスとワクチンの功罪に方向性を決められず。上下で売り・買いが繰り返されるだけ。