2020/12/15

2020年12月15日(火)22:15時ごろの動き

 20201215日(火)22:15時ごろの動き


 米国勢が本格的に参入するまでは間があるが、英首相報道官が「合意なきEU離脱の可能性が最も高い」と言い、GBPUSDの上昇が抑えられたが、独EU大使は「今週末までに合意するチャンスはある」との発言に下げ幅も限定的。アイルランド外相は「合意は依然として希望に満ちている」発言もあり上値をためす動きも。

 

FDAスタッフは、「モデルナのワクチンは安全で有効で最終分析では94.1%有効」との報道に、ワクチンの利用期待がさらに強まる。

 

昨日米超党派議員グループが公表した9080億ドルの経済対策案。二つの提案となっているが、どちらかで合意できるのだろうか? 今日の米国市場での動きを注目したい。

 

小幅下落した東京・上海の株価に対してEUROSTOXX50は+0.5%前後と上昇、FTSE0.4%近く下落するも、逆に独DAX0.7%近く上昇し、ダウ先物もが0.6%近くの上昇と強さが目立っている。米10年債利回りは9%の大台を回復し小幅高で推移。

 

GBPUSDは、ブレグジットをめぐる発言に、1.3280→1.3400手前までの上昇から、英首相報道官が「合意なきEU離脱の可能性が最も高い」との発言に1.3360台まで値を下げているが、独EU大使、アイルランド外相の発言に下げ幅も限定的で再び上値を試す動きに。いずれにしても、結論が出るまでは報道を材料として上下変化が続きそうだが、市場センチメントは意外にも落下的。

 

そんな中で、USDJPYは昨日に続き104.10台を高値に、90200時間MA=104.10台の壁は厚く再び103.80台へと下落。中期的なJPY高期待が続いているというより、他の主要通貨でのドル売りの流れにクロスではJPYだけが弱くUSDJPYの売りもスロー。(GBPJPYはブレグジット問題で例外)