2020/12/23

2020年12月23日(水)昨日22日、海外市場の動き(午前五時半ごろ)

 2020年12月23日(水)昨日22日、海外市場の動き(午前五時半ごろ)


米国市場の為替相場は、弱い米経済指標と変異種コロナ感染の懸念は残るも、0.9兆億ドルのコロナ救済法案と1.4兆ドルの歳出法案の包括案が可決され、米債利回りが軟化する中でもドル買いが強まる。


ダウは200ドル近くの下落で、S&Pも弱いが、Nasdaqは上昇を維持。米債利回りは軟化し、10年債は0.92%(-0.016)と小幅下落。原油価格は47ドルを割り込み46.80台で推移。


米GDP確報値は前期比33.4%(改定値33.1%)と強く出るも、米CB消費者信頼感指数は88.6(前回92.9)と4か月ぶりの低水準、米中古住宅販売669万件(前回686万件)と6か月ぶりの減少となるも、米国市場ではドル買いへと動いている。


為替相場は、欧州市場ではややドル売りへと動くも、米国市場では0.9兆ドルのコロナ救済法案の可決もあり、クリスマス休暇を目前にして弱い米経済指標と、コロナ感染の拡大が続くも、USDショートのポジション調整の動きが強くドルを支えている。


GBPUSDは、英EU通商協議がギリギリで妥結する可能性を残しながら本決まりに至らず。アジア市場の1.3470、欧州市場の1.3436、米国市場の1.3368と上値を切り下げ一時1.3300まで値を下げるなど、GBPUSDの続落傾向が続いている。ただし、何らかの合意とサプライズの可能性も残り、積極的にショートもできず。


USDJPYは、一時103.73まで上昇と、前日に続き200時間MAを上回るのは二日目(一時的を含め)。前日は変異種コロナにドル高へと動きファイザー&ビオンテックのワクチンの有効性が高いとの報道に、全体的なドル売りの流れが強まり、高値103.89→103.28まで値を下げていたが、今回は米国市場で上昇したまま103.60~70のレンジで、米債利回りの軟化や株価の動きにも動ぜず。ただし、クロスでは円高傾向となり積極的は円売りも見えてこない。