2017/11/11

今週の主な材料(11月13日~17日)

今週の主な材料(11月13日~17日)

今週は、中銀関係者の発言が非常に多い週で、さらに、CPI(消費者物価指数)、GDP(成長率)、雇用統計など重要な発表も多く控えており、結果による相場変動が高くなることが予想されます。

米国発では、15日の米CPIが最も重要で、米小売売上高、米企業在庫、米鉱工業生産・設備稼働率、米輸入物価指数、米住宅着工・建設許可件数、NAHB住宅価格などの発表が控えており、株と債券の変動とともに為替市場も本当に忙しい一週間になりそうです。

中国発では小売、鉱工業生産、固定資産投資が予定されており、日本では15日第3四半期GDP、英国では14日CPI、15日雇用統計、16日小売売上高、豪州では16の雇用統計、カナダでは17日CPIがそれぞれの通貨にとっては非常に重要、結果による変動が高くなりそうです。

今週は低調なボラティリティが一機に高まる可能性があり、23日のサンクスギビングデーを翌週に控え、11月決算のファンド勢が年内のポジションをクローズする動きや、リパトリの動きなども考えられレンジ相場から抜け出すことを期待したくなります。

今週はまた通貨当局者による発言が非常に多く予定されています。特に重要なのは14日(イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、カーニーBOE総裁、黒田日銀総裁のパネル討論会)、16日(BOE勢揃いで、カーニーBOE総裁、ブロードメント副総裁、カンフリ副総裁、ラムスデ副総裁 ホールデン・チーフエコノミスト)、117日(ドラギECB総裁)が重要で台風の目になりそうです。これ以外でも多くの発言が予定されており、短期的な変動の可能性は高いことを意識する必要がありそうです。


【CPI(消費者物価指数)】
11/14(火)独CPI(前年比予想2.3% 前回0.8%)、英CPI(前年比予想3.2%前回3.0%)と共に上昇を予想。
11/15(水)仏CPI(前年比予想1.2% 前回1.2%)、米CPI(前年比予想2.0% 前回2.2%)。
11/16(木)ユーロ圏CPI(前年比予想1.4% 前回1.5%)
11/17(金)カナダCPI(前年比予想1.4% 前回1.6%)

【GDP(成長率)】
11/14(火)独GDP(前年比予想2.3% 前回0.8%)、イタリアGDP(前年比予想1.7% 前回1.5%9、ユーロ圏GDP(前年比予想2.5% 前回2.5%9、
11/15(水)日本GDP(前年比予想1.5% 前回2.5%)

【雇用統計】
11/15(水)英雇用統計(OIL失業率予想4.3% 前回4.3%、平均時給含むボーナス予想2.1% 前回2.1%)
11/16(木)豪雇用統計(失業率予想5.5% 前回5.5%、就業者数予想1.88万人 前回1.98万人)

【発言】
11/14(火)イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、カーニーBOE総裁、黒田日銀総裁、パネル討論会。 
11/16(木)カーニーBOE総裁、ブロードメント副総裁、カンフリ副総裁、ラムスデ副総裁 ホールデン・チーフエコノミスト、
11/17(金)ドラギECB総裁講演


詳しくは別表をご覧ください。
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