2017/11/24

2017年11月24日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年11月24日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

ブラックフライデーで米株と米債市場は短縮取引のため午前中で取引を終えることになり、市場は全体的に動き難いなかで、EURUSDは1.19台の大台へと上昇し強さが目立った。

欧州株は小幅高でStoxxEurope600は+0.84(+0.22%)、ダウ先物の上昇を続け、米10年債利回りは上昇傾向を維持し、2年債も相変わらず上昇傾向を維持。

EURUSDは、欧州市場に入り1.1830台の安値からGBPUSDの反発に連動し買いが強まり、過去最高となった独Ifo景況感指数にユーロ買いが加速し1.1870台へ上昇。危惧されている独連立協議の失敗で、ドイツ社会民主党(SPD)が他の政党と協議する用意を示唆したこともあり1.19の大台を上回り1.1910台へと続伸中。

GBPUSDは、早朝の1.3313を高値に、アジア・欧州市場の序盤には一時1.3279まで値を下げるも、メイ英首相から「EU離脱交渉はともに前進することが必要」、「英国は欧州の安全保障の維持にコミットする」との発言や、テンレイロBOE政策委員の「11月利上げは時期尚早適切なタイミング」との発言もありGBPUSDは1.3350台まで上昇し、引き続き高値圏で推移している。

AUDUSD+NZDUSDはドル安の中で上昇は見られず、欧州市場に入り続落傾向が続くも、前日の終値水準近くへ値を戻している。USDJPYは、アジア市場の終盤にかけて111.50台まで上昇するも続かず、111.30~55のレンジで動きは鈍い。