2017/11/11

2017年11月11日(土曜)昨日10日、海外市場の動き

2017年11月11日(土曜)昨日10日、海外市場の動き

為替相場は小動きの中で一週間が終わった。週末金曜日の海外市場は、市場が注目している米税制改革に関しての発言も見られず、ベテランズデーの振り替え休日の影響で取引はより緩慢で、特に言うこともなし。

米債利回りは上昇、米株は下落、原油価格は下落し、EURUSD+GBPUSDは上昇しドルは弱く、資源価格に連動性の高いAUDUSD+NZDUSDに対してドルは小幅上昇、USDJPY+USDCADは前日とほぼ変わらずで、欧州市場から続く流れは変わらず。

動きが鈍い中で、GBPUSD+0.35%が目を引いていた。ブレグジット交渉が再開する中で欧州市場に入り一時1.3110台まで値を下げるも、英鉱工業生産と製造業生産は強く、英貿易赤字額は予想外に縮小しポンド買いの流れへと変化し1.3200台を回復して、米国市場に入り一時1.3229まで上昇するも、1.32台を維持できず1.3290で終了。

逆に最も弱かったのはNZDUSD-0.28%、AUDUSD-0.26%。資源価格がやや持ち直す中で、欧米債券利回りの上昇の影響なのか弱さが目立っている。NZDUSDは10月24日に0.70を割り込んでからは、前日の0.6980を高値に0.70を超えられず、今日も0.6960を高値に、0.6920~60のレンジで推移し安値圏での取引が続いている。

USDJPY+0.04%で何をか言わん。米国市場がベテランズデーの振り替え休日の影響もあり、欧州市場から続く流れは変わらず。株価や債券利回りの変動にもかかわらず、113.25~65の40ポイントのレンジで推移。円はクロスではGBPJPYを除き他の主要通貨ペアでは小幅な円高へ。

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〇原油価格(WTI)は、OPECの協調減産を延長する期待感に反して、米リグ稼働率が拡大し増産見通しに下落、56.87-0.30(-0.52%)。
〇米株は二日続けて下落、ダウはマイナスから始まり小幅な動きに終始、-39.73(-0.17%)、S&P500-2.32(-0.09%)、Nasdaq+0.89(+0.01%)。
〇米債利回りは続伸、10年債は前日2.342→2.398%、2年債は1.633→1.654%へ。

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