2017/11/04

最新のIMMポジションから、 2017年11月4日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2017年11月4日(土曜)

集計日が10月31日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)合計のネット・ポジションは、前週比で+83,758→+37,542(-46,216)と、9月26日から5週間連続しネットでロングが減少。7月11日から続いているロングポジションがショートへ変化する可能性も出てきています。

前週には全通貨でロングが減少・ショートが拡大していましたが、今回もポンドを除く他の6通貨全てでロングが減少するか、ショートが増加し、ドルの信頼感が回復していることを表しているとも言えるでしょう。

特に前週比では、、ロングNO.1のユーロ(-11,407)、NO.2のカナダドル(-14,493)は、ロングの減少幅は大きくなっています。また、スイスもショートが拡大し、NZドルはロングからショートへと変化しています。

【円】-116,857→-118,869(-2,012)
円は、ネットでショートを11.9万弱に拡大し相変わらずショートNO.1の座を維持。昨年11月29日から続くショートポジションでは12万台を超えたことはなく、最近のUSDJPY相場のレンジ相場の動きの一因となっている可能性あり今後の動きを注目。

【ユーロ】83,504→72,097(-11,407)
ユーロは、ネットでロングNO.1の座を維持しながらも、7.2万台へと3週連続し前週比で減少しEURUSD相場でも売りの流れが続く。5月9日にショートからロングへ変化してからは、10万台を上回ったけたことはなく、逆に10月10日の9.8万台をピークに減少中。一方の下限もピーク達成後は6万台を割り込むこともなく注目。

【ポンド】-1,485→1,245(2,730)
ポンドは、9月26日に98週続いたショートからロングへ転換してからも、ロングとショートの変化が続き方向性は定まらず。GBPUSDも他の主要通貨に比べれば安定的。

【カナダドル】772,332→57,839(-14,493)
カナダドルは、引き続きロングNO.2の座を維持しながらも、ロングは3週連続で減少し、特に今回の減少幅は大きい。USDCADは一時1.29台まで上昇したことの結果とも思えるが、8月8日にネットロングで6万台の大台を達成した以降は、5万台を割り込んだこともなく注目。

【豪ドル】57,250→51,608(-5,642)
豪ドルは、引き続きロングNO.3の座を維持しながらも、10月3日から5週連続でロングが減少しAUDUSD相場に連動している。6月20日から続くロングの中で、7月18日からは5万を割り込んだこともなく注目。






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