2017/11/24

2017年11月24日(金曜)昨日23日、海外市場の動き

2017年11月24日(金曜)昨日23日、海外市場の動き

日米が祭日の23日、予想通り為替市場の動きは緩慢。

米国は感謝祭で明日がブラックフライデーで債券・株式市場は短縮取引となり、米国では気分は4連休入りでクリスマスムードが全開。

StoxxEurope600は+0.06(+0.02%)と小幅高で、独10年債利回りは前日0.349→0.347%と小幅安で動きは緩慢。英10年債利回りは前日1.275→1.249%と低下が目立った。

最も変動が高かったのはEURUSDで前日比+0.2%台。ユーロ圏主要国のPMIは強く、ユーロ圏総合PMIは6年7か月ぶりの高水準にアジア市場の1.1813を安値に1.1856台まで上昇し1.1850台で推移。ECB議事録は「多くの参加者が早期の利上げが正当化されると指摘」、オープンエンド(無期限)型の資産買い入れプログラムを維持するかどうかを巡り激しい討議が行われた。

今後の注目材料
メイ英首相 ブルッセルを訪問しEU当局者と討議。
11月29日、イエレンFRB議長上下合同委員会で証言
12月4日、ECB理事会
12月5日、豪中銀理事会
12月6日、カナダ中銀理事会
12月13日、FOMC 
12月14日、BOE金融政策委員会
12月14~15日、EU首脳会議 ブレグジット交渉で注目。
12月21日、カタルーニャ州議会選挙

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

NZD 第3四半期 小売売上高=前期比0.2%(予想0.1% 前回1.7→1.8%)、小売除自動車=前期比0.5%(予想0.9% 前回2.1→1.9%)→ 予想を下回る

GER 第3四半期 GDP・確報値: 季調後=前期比0.8%(予想0.8% 前回0.8%)、季調前=前年比2.3%(予想2.6% 前回2.3%)、労働日数調整済=前年比2.8%(予想2.8% 前回2.8%)

FRN 11月 総合PMI・速報値=60.1(予想57.3 前回57.4)、製造業PMI・速報値=57.5(予想56.0 前回56.1)、サービス業PMI・速報値=60.2(予想57.0 前回57.3)→ 予想を大幅に上回り6年半ぶりの高水準

GER 11月 総合PMI・速報値=57.6(予想56.7 前回56.6)、製造業PMI・速報値=62.5(予想60.3 前回60.6)、サービス業PMI・速報値=54.9(予想55.0 前回54.7)→ 予想を上回る

EUR 11月 総合PMI・速報値=57.5(予想55.9 前回56.0)、製造業PMI・速報値=60.0(予想58.2 前回58.5)、サービス業PMI・速報値=56.2(予想55.2 前回55.0)→ 予想を上回り2011年4月以来の高水準

GBP 第3四半期 GDP・改定値=前期比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比1.5%(予想1.5% 前回1.5%)

CAD 9月 小売売上高 前月比0.1%(予想0.9% 前回-0.3→-0.1%)、除く自動車 前月比0.3%(予想1.0% 前回-0.7→-0.4%)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ECB議事録(10月26日)=多くの参加者が早期の利上げが正当化されると指摘た。12月中旬の次回会合での利上げを示唆し、引き締め路線を堅持する。物価停滞への懸念を残す一方で、複数の参加者は資産価格の上昇にも警戒感。

ECB議事録(10月26日)=緩慢なペースでの成長や低調なインフレ動向に、債券買い入れを1月から9月に延長し、月額600→300億ユーロに減額。必要に応じ債券購入の増額や再延長の選択肢も残す。

ECB議事録(10月26日)=オープンエンド(無期限)型の資産買い入れプログラムを維持するかどうかを巡り激しい討議が行われた。資産買い入れ策の延長は幅広い合意が得られたが、オープンエンド型の買い入れ維持を巡って、一部メンバーが買い入れの明確な終了時期を示唆すべきと主張し意見が分かれる。

ECB議事録(10月26日)=成長が予想以上に勢いを増しリスクが後退、インフレ軌道が持続的で一段の進展が見込まれる中、複数のメンバーから明確な期限を示唆することは十分に正当化されると指摘。オープンエンド型の資産買い入れプログラムは、再延長があるとの期待を招く可能性があるとの懸念。

カタルーニャ自治州首相を解任されたプチデモン氏のカタルーニャ欧州民主党(PDeCat)関係者=スペイン中央政府が交渉による合意に応じる場合、12月の選挙を前に一方的な独立宣言の取り下げを検討。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※