2017/11/28

2017年11月28日(火曜)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2017年11月28日(火曜)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

週明け月曜の為替相場はいつもながら思い込みは禁物。

欧州市場では、新興国通貨のUSDZAR&USDTRYで先週末のドル買いからドル売りへと急変、EURUSD&GBPUSDでもドル売りがリードしドルは全面安。しかし、米国市場に入りドル買いへと変化。動きが変わらないのは円高傾向だけで、円は全面高。

USDJPYは、10年ぶりの高水準の米新築住宅販売件数にも、ダウは小幅高にとどまり、S&PとNasdaqは弱く、世界的な株安の流れ、米債利回りの低下、北朝鮮のミサイル発射準備の動きに円買いが選好され早朝の111.69→一時110.84まで続落。クロスでもCADJPY-0.7%台、EURJPY-0.6%台と円は全面高。

EURUSDは、欧州市場で独連立協議はSPDが加わり30日に再開。21日のカタルーニャ自治州の州議会選挙の世論調査で残留合意支持が71%を超え、ユーロ圏の政局安定に一時1.1950台へ上昇し利食いの売りに1.1920台まで値を下げる。

米国市場に入り再び1.1960台をトライするも、1.200の大台を前にして売り圧力が強く、米税制改革法案への期待感+強い米新築住宅販売件に流れは急変。終盤にかけては1.1900を割り込み先週金曜日のブラックフラーデーの薄商いで上昇幅の約半値を縮小へ。

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〇米10年債利回りは、終盤にかけて低下し前日2.34→2.33%、2年債も前日1.74→1.74とほぼ同水準。
〇米株は、ダウは上昇幅を縮めて小幅高+22.79(+0.10%)、S&PとNasdaqは小幅安。欧州株も弱くStoxxEurope600は-1.76(-0.46%)と低迷。
〇原油価格(WTI)は57.89-1.06(-1.80%)と米供給増の見通し、中国の需要低迷で金属相場が低下し、一時57.55まで値を下げる。

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米新築住宅販売戸数は、前月比6.2%、68.5万件と2007年10月以来の高水準。

カプラン・ダラス連銀総裁=近い将来における利上げは適切。引き締めが遅くなればば、後に景気後退リスクを増大する恐れがある。

メルケル独首相=ドイツ社会民主党(SPD)に連立協議参加をあらためて呼びかけた。連立政権樹立に向けた暫定協議は30日に開始される予定。

シュルツSPD党首=すべての選択肢は討議事項となると、何も排除する姿勢は示さず。ドイツのEUに対する責務が連立協議の中心となる語る。

北朝鮮ミサイル発射を準備か?=弾道ミサイル発射準備をうかがわせる電波信号が捕捉。