2017/11/09

2017年11月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年11月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

笛吹けど(株価上昇するも)踊らず(為替相場動かず)。ドル円はいつもながらのレンジ相場。

まるで、為替取引をせずに、デジタル通貨や株式相場に手を染めたほうがいいのではとでも言いたそうな相場展開が相変わらず続いている。

米国ではWSJ紙がラッセル2000指数等の下落に『米株式市場に現れた「亀裂」、下落の前兆か』とタイトルを付けた記事を投稿。

日本では日経新聞が『株2万3千円のその後 大恐慌期、米ダウの教訓』とのタイトルの記事を掲載。 日経平均株価がバブル期の高値から崩壊後の最安までの下げ幅の反値戻しとなったことを強く意識している。今日の日経平均株価の上下値幅は22,522.83~23,382.15円と、850円超もあり、東証「1部の売買代金が4.9兆円と今年最高を記録する乱高下となった。

豪州のS&P/ASX200指数も10年ぶりの高値を更新、シンガポールは2年ぶりの高値を更新するなど、世界的な株高を演じている。

NZDUSDは、午前5時のNZ中銀金融政策の発表で政策金利を据え置くも、成長見通しを上方修正したことで0.6920台から上昇傾向が続き、アジア市場に入っても0.6948をボトムに0.6950~70のレンジで推移している。

USDJPYは、株高=円高の方程式の有効性は感じられず。今日も日経平均株価が大幅に上昇するも、114.00~10の壁は厚く上げ止まりドル買いは利食いのチャンスもなく、逆に株安へと動くとロングのストップが入り113.40台まで円高が進む動きへ。

残念ながら、今日の欧米市場や明日10日金曜日も重要な経済指標や発言の予定もなく、株価や債券の変動を横目に為替相場の動きを待つことにしたい。