2017/11/13

2017年11月13日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年11月13日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の欧州市場は、アジア市場から続く、GBPUSD1.3100をピークにポンド売りは止まらず、ポンドはクロスでも全面安。逆に、株安+債券利回りは低下し、リスク回避の動きに円が選好され、USDJPYを含めて円はクロスでも全面高。

週末にメイ英首相への退陣圧力高まる。保守党議員40人が署名に同意との報道に、波乱のポンド売りのからスタート。さらに再開しているブレグジット交渉も進展は見られず。

独DAX、英FTSE100共に弱含みで推移し、独・英10年債利回りは上昇、米債は弱く下げ止まるも前日比2.379%と(-0.0196%)低下、資金は株価ら債券へ。

全体的には、GBPUSDの売りがリードするドル買いの流れが続き、USDCADは1.2700の大台を回復しドル高傾向が続き、AUDUSD+NZDUSDでもリスク回避の動きなのか売り圧力は止まらず。

USDJPYは、日経平均株価は−300.43円の下落で22,380.99円へ。米10年債は買われ利回りは前日2.398→2.38%低下。GBPJPYの売りがリードする円高+米金利の低下+日本株による円買いと、円を買う材料が多数。結果、USDJYPは早朝の高値113.71→日本株の下げ幅の拡大に歩調を合わせ113.36まで下落。欧州市場では113.52をピークに米国市場序盤には113.27まで続落してようやく下げ止まる。

GBPUSDは、メイ首相の信任低下と難航しているブレグジット交渉に、先週末の1.3188からギャップを空け午前7時には1.3170台でスタート。アジア市場は1.3107~35の狭いレンジに終始。動きが強まったのは午後3時過ぎで、中東・東欧市場から売り圧力が強まり1.3061までと、先週末の終値から120ポイント近く値を下げてから1.3100台まで値を戻すも上値は重い。

EURUSDは、GBPUSDの下げの影響を受け1.1665→1.1630台まで小幅下落で、ユーロ圏独自の材料は特に見られず。欧州市場に入りIMF欧州に関する最新の地域経済見通しは、ブレグジットリスクを懸念するも、「ユーロ圏の成長は18四半期連続しプラスで、直近は2.5%前後」と、回復はますます確かな足取りと評価。それが原因かは不明ながら1.1675まで上昇している。

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