2017/11/08

2017年11月8日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年11月8日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

経済指標の発表や重要は発言がほとんどない水曜日のアジア市場。動くことを期待しながらも現実は動けず。

前日に、ブラディ米下院歳入委員会委員長(共和)が『税制改革法案を来週に下院へ上程し採決にかける』との報道を期待していましたが、早朝から米紙ワシントン・ポスト紙が『米上院の共和党執行部が法人税減税の実施時期を下院案の来年から19年へ1年間遅らせることを検討』との報道。

どちらが正しいのか不明ながら反応はドル売が一時加速し、欧州勢の参入前に元の水準に逆戻りするもドル売りを再開し現状はややドル売りの流れが続いています。

基本は、ボラティリティーは低下気味で方向感は残念ながら定まらず。相変わらずの日替わりメニューで、前日上昇した通貨は今下落、前日下落した通貨は今日昇と、日々の変動が今後の相場にあてにはならない状況となっています。

日経平均株価は一時180円近く下落するも、終盤にかけては徐々に下げ幅を縮小、前日比-23.78(-0.10%)で終了。原油価格は57ドルの大台を割り込み56.80台へ低下。

USDJPYは、113.60~00のレンジで、市場のドル高期待に反して上値は重く、逆に113.50以下では買いが厚くなる状況を継続中。

EURUSDは、前日の1.1550台をボトムに1.16台まで値を戻してはいますが、1.1600台を安定して上回ることができるまでは、安心してみておれず1.1550~1.1610のレンジ入りとなっています。

GBPUSDは、前日ドル高の中で強さが目立っていましたが、今日のアジア・欧州市場では逆に売り圧力が強くなっており、1.1350を割り込み短期ストップも見え始めています。結局は1.3100~1.3200のレンジを継続中。