2017/11/06

2017年11月6日(月曜)アジア・欧州市場の動き

2017年11月6日(月曜)アジア・欧州市場の動き

先週は米国発の重要なFOMCと雇用統計が終わり結果はドル高。そして週末には「パラダイス文書」でロス米商務長官のロシア関連で疑惑が浮上、ややハト派のダドリーNY連銀総裁の早期退職の報道は、パウエル次期FRB議長の決定に関係ないと言われるも疑いたくなる。

週明け月曜日は、いろいろな材料が取り上げられながら、JPY安とNZD安の動きへ。日経平均株価は上下変動しながらも、終わってみれば前日比+9.23(+0.04%)上昇。日本国債利回りは0.028%へ低下、米10年債先物の利回りは小幅高、2年債は小幅安。原油価格(WTI)は55.86ドルと上昇傾向が続く。

NZDUSDの0.6914→0.6870台までの売りは、NZ10月コモディティ価格指数は前月比0.3%下落し、その影響ではと思っている。

一方、USDJPYは早朝の114.00→一時114.74まで急上昇した後、114.20台まで下落。上昇要因は3連休明けの輸入業者のドル手当て買いとか、114.50円超えのストップを誘発など言われているが、動きはUSDJPYに限定(円クロスも影響を受けてはいる)。

逆に、ドル売り要因としては、軟調な米債利回り、日米首脳共同記者会見でトランプ大統領が「日本と公正で自由な互恵的貿易を目指す」とあり、日本の輸出を後押しする円安容認できないとの思惑も手伝っているように思われる。

結局は前週NY市場の終値より上昇傾向を維持していることで、USDJPYの上昇は圧力に対して警戒が必要。115.00円が一先ず視野に入ってきている。

EURUSDは、1.16をかろうじて維持しているが、戻りは鈍く弱さが目立つ。1.1500も覚悟する必要もありそう。

GBPUSDは、重要な1.300の大台を引き続き維持し売り圧力は強いが、1.3060~80の狭いレンジで方向感定まらず。