2017/11/15

2017年11月15日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年11月15日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は弱く、米株もマイナスからスタート。米債10年債利回り低下し2年債は下げ幅を縮小するも弱く前日より低下、原油価格(WTI)は55ドル台変半へ軟化し資源価格は弱く、動きはリスクオフ。

英雇用統計は前月の賃金が上方修正されるも、雇用者数変化が2年来となる予想外のマイナスにポンド売りが強まる。

米CPIは前回を上回るも予想と変わらず、コアは前月比・前年比共に強い。米小売売上高は前回分が上方修正、強い前回から低下するも予想を上回り、ドル売りからドル買いへごく短時間で変化。

USDJPYは株安と米債利回りの低下に円買いが選好され113円を割り込み続落、一時112.50でようやく下げ止まる。

AUDUSDは早朝の弱い豪雇用コスト指数に0.7570台まで下落、安値から一時0.7620まで値を戻すも売り傾向は変わらず。

USDCADは原油価格が弱く、弱い資源価格でリスクオフの動きに1.2780台へ上昇。

GBPUSDは英雇用統計で賃金は前月分が上方修正され買いへと動き、雇用者数変化が-1.4万人と弱く売りへと動き、1.3130~1.3210のワイドなレンジで上下。

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エバンズ・シカゴ連銀総裁=インフレに関してはまだ道のりは長いと私は主張してきた。引き続き緩和的な政策が必要になる。金融市場の資産価格の急上昇に対して、中央銀行の政策で明確に対応することはできない。トランプ政権が計画する税制改革により米国の財政政策がより拡張的になることに留意すべき。

ハンソン・エストニア中銀総裁=ユーロ圏経済の見通し改善により、ECBの政策シフトが正当化される。

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