2018/09/10

2018年9月10日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年9月10日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

相変わらずのことながら、米中貿易問題はどうなるのか? 米カナダNAFTA再交渉の再開はどうなるのか? トランプ大統領からどのような発言が飛び出すのか?

日経平均株価+66.03(+0.30%)と小幅上昇し新興株も強含みで推移するも、中国株は弱く上海総合は-32.82(-1.21%)安と弱い。

日本のGDP2次速報は前年比3.0%と予想2.6%・前回1.9%を上回り、貿易収支は予想外に強くでるも円相場への影響は見られず。USDJPYは、110.85~111.10の狭いレンジを抜け出せず。

中国CPIは前年比2.3%と強く、逆にPPIは前年比4.1%と強弱混在に動きは鈍い。AUDUSDは発表直後と欧州市場の序盤に先週末の安値0.7099を試す動きが続くも、0.7100近辺をボトムに下げ止まっている。市場ではサイコロジカル・ポイントの0.7000を試す期待感も強いがどうなることやら。

USDTRYは、トルコ第2四半期GDPは前年比5.2%(予想5.3%・前回7.4%)と若干弱い数字となったが、発表前にはTRY売りが続きUSDTRYは一時6.4935まで上昇したが、発表直後は利食いの売りに6.4161まで値を下げるも、先週末終値比では米中通商問題の不安感は消えず中国株も弱くTRY売りが続く。一方、逆にUSDZARやUSDMXNは欧州市場の序盤からドル売りが強まっている。

GBPUSDは、欧州市場に入り先週末の安値1.2914を割り込み一時1.2897まで下落していたが、弱い英鉱工業生産と製造業生産が続くと同時に、英貿易収支の赤字額が予想を下回り、結果としてGBPUSDは底堅く推移し1.2940台を回復している。

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8:50    JPY 第2四半期 GDP・2次速報=前期比0.7%(予想0.7% 前回0.5%)、前年比3.0%(予想2.6% 前回1.9%)、デフレータ前年比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)→ 予想を上回る

8:50    JPY 7月 国際収支: 貿易収支=-10億円(予想-509億円 前回8205億円)、経常収支=2兆97億円(予想1兆8726億円 前回1兆1756億円)、季調済・経常収支=1兆4847億円(予想1兆5108億円 前回1兆7624億円)→ 予想よりマイナス幅が縮小へ

10:30    CNY 8月 消費者物価指数=前年比2.3%(予想2.1% 前回2.1%)→ 予想と前回を上回る

10:30    CNY 8月 生産者物価指数=前年比4.1%(予想4.0% 前回4.6%)→ 予想と前回を下回る

16:00    TRY 第2四半期 GDP=前年比5.2%(予想5.3% 前回7.4%)→ 発表直前まで小幅下落するも、発表後は弱い数字にも関わらずTRY買いが強まる。

17:30    GBP 7月 鉱工業生産=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.4%)、前年比0.9%(予想1.1% 前回1.1%)→ 予想を下回る

17:30    GBP 7月 製造業生産=前月比-0.2%(予想0.2% 前回0.4%)、前年比1.1%(予想1.4% 前回1.5%)→予想を下回る

17:30    GBP 7月 商品貿易収支=-99.73憶ポンド(予想-117.5憶ポンド 前回-113.83 →-106.68億ポンド)、総合貿易収支=-1.11憶ポンド(予想-21億ポンド 前回-9.42億ポンド)、貿易収支(除くEU)=-28億ポンド(予想-33億ポンド 前回-29.40→-28.56億ポンド)→ 予想よりマイナス幅が縮小し弱い鉱工業生産と製造業生産にも関わらずポンド買いが強まる

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