2018/09/21

2018年9月21日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年9月21日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

3連休前の週末金曜日。為替相場はドル売りが収まる反面、円売りは止まらず。USDJPYは日本株高の影響もあり一時112.87まで上昇、市場参加者が注目している113円は達成できず。他の主要通貨ペアは上下変動しながらも、GBPUSDの下げを除き方向性は出ず。

USDJPYは24日(月)が秋分の日で3連休前の金曜日。朝方発表の日本CPIは前年比が予想より強かったが相場には影響はなし。連騰気味の日本株は疲れを知らず続伸し、株高=円安の方程式は健在で、前日の高値112.58をあっさりと上抜け夕方には112.87まで上昇。ただし、113円をターゲットに置いている投機筋も見られ、利食いの売りが目立っているが押しも112.70割れが限度で、引き続き買いきれず押し目の買い待ちも願いは叶わず。 ちょっと気になるのはようやく本決まりとなった日米首脳会談と通商協議。【23日に日米首脳の会食、24日に通商協議、25日に安倍首相の国連演説、26日に日米首脳会談】をするという。

GBPUSDは注目のEU非公式首脳会談は終了。双方で期待感だけが選好しながらも、結局はメイ英首相が望むブレグジット案の承認は得られず。今日はグレイリング英運輸相が「アイルランド国境問題が解決しない場合には合意なき離脱となる」と発言。GBPUSDは前日の1.3300の大台が遠くなりアジア市場は1.3270台を高値に1.3300を試す気配も見られず、昨日のNY市場の安値を割り込み一時1.3210台まで値を下げている。

NZDUSDは19日から続伸傾向が続いているが、AUDUSDの上昇力は弱まり0.73を中心に売り買いが交錯していることもあり、0.6700の大台を達成できず、0.6680~95の狭いレンジで推移中。