2018/09/02

最新のIMMポジションから、2018年9月2日(日)

最新のIMMポジションから、2018年9月2日(日)

8月28日集計日の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)で投機的ポジションのネット合計は、前週-274,174→今週-268,281(↑5,893)で、4週間ぶりに上昇していますが、3週間連続し全ての通貨で売り越し状況が続きドル高思考が続いています。

絶対的なドル高思考の中でも、米中通商協議、NAFTA再交渉、ブレグジット交渉など、取り巻く不透明感は強く前週比では小幅な増減幅にとどまっています。傾向としては、ユーロとポンドで売り越し額が拡大する一方、円、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドルは買い越しで通貨間により異なる動きが見られます。


【円】前週-47,406→-46,041(1,365)
6月19日から11週続く売り越し状況は変わりませんが、直近では5週続けて前週比で買い越し額が増加しており、リスク回避時の円買いを選好する動きとなっています。

【ユーロ】前週-4,841→-7,219(-2,378)
67週間続いたユーロ買も8月14日の週に終了し売りへと変化していますが、ブレグジット問題とイタリア財政問題が残る中でも売り越し額は少なく積極的にユーロ売り込む動きに至ってはいません。

【ポンド】前週-72,338→-76,928(-4,590)
6月19日から11週続く売り圧力は止まらず、直近で売り越し額が拡大傾向にあり、ハードブレグジットのリスクを意識してなのか市場参加者のポンド売り圧力が続いています。

【カナダドル】前週-27,021→-24,789(2,232)
3月27日から23週続く売り越し状況は変わってはいませんが、米メキシコ通商協議の合意に、米加NAFT再交渉の合意を期待してか前週比では小幅ながら買い越し増となっています。

【豪ドル】前週-50,207→-44,633(5,574)
4月3日から22週続く売り越し状況は変わらっていませんが、米中貿易戦争のリスクが完全に解消できない中でも、直近3週間は小幅ながら買い越し増となっています。


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